どうも、白田ポヨヨシです。中古スマホを11台買ってきて、そのうち3台が同じ motorola razr 40 という偏った買い方をしています。
「折りたたみスマホって何年使えるの?」という疑問に、僕は実測で答えられる数少ない立場だと思うので、この記事でまとめておきます。razr 40 を2台、折り目のディスプレイがダメになるまで使ったからです。1台は中古で買って約1年半、もう1台は未開封で買って約半年で、折り目に異変が出ました。
先にその実測値を置いておくと、僕の見立てでは折りたたみスマホの実用上の寿命は1〜2年、早ければ半年で最初のサインが出るです。ただしサンプル2台の話なので、そのつもりで読んでください。
寿命を決めるのはバッテリーでもヒンジでもなかった
普通のスマホの寿命は、だいたいバッテリーの劣化か、OSアップデートの打ち切りで決まります。中古スマホを買うときにバッテリー最大容量を気にするのはそのためです。
折りたたみは違いました。僕の2台は、バッテリーもヒンジも最後まで元気でした。先に音を上げたのは折り目部分のディスプレイ素材です。折りスジ、黒点、緑の線という順で劣化が進み、そこで実用上の寿命が来ます。進行の詳細と写真は別記事にまとめました。
メーカーはよく「○十万回の開閉試験をクリア」とアピールしていて、あれ自体は嘘ではないんだと思います。ただ、試験が保証しているのは主にヒンジの機構が壊れないことで、折り目のディスプレイ素材が経年でどうなるかは別の話です。ここのギャップが、「折りたたみは頑丈になったと聞いたのに」という体感とのズレを生んでいる気がします。
実測データ — 僕の razr 40 はこう逝った
手元の記録から、時系列を整理します。
| 個体 | 入手 | 折り目の異変 | 新品からの期間 |
|---|---|---|---|
| 1台目(メルカリ中古) | 2024年9月・前オーナーが2024年2月新品購入 | 折りスジ→黒点→緑の線 | 約2年(僕の使用は約1年半) |
| 2台目(じゃんぱら未開封) | 2025年10月 | 2026年4月に黒点を確認 | 約6ヶ月 |
1台目は中古スタートだったので、前の人の使い方が悪かった説が残りましたが、2台目は未開封です。それが半年で同じ場所に同じ黒点を出した時点で、僕の中では「この機種の折り目は、使えば劣化する。時期の早い遅いはあっても、来るときは来る」で確定しました。
いま使っている3台目(2026年4月18日に未使用品を購入)は、この記事を書いている時点で使用約3ヶ月。2026年7月16日時点では、折り目に黒点や変色はまだ出ていません。

前の2台のペースが当てはまるなら、次の半年が正念場です。今回は最初から折り目を毎月定点観測していて、経過は観測ログとして近日中に公開します。
2台の実測から言えること、言えないこと
僕が言えるのは、razr 40 という4万円クラスの折りたたみが2台とも半年〜2年で折り目に異変を出した、という事実までです。Galaxy Z Flip や Z Fold、razr の上位モデルがもっと持つ可能性は普通にあります。上位機は折り目の素材やヒンジ構造にコストをかけているはずなので、むしろ持ってくれないと困る価格差です。
一方で、折り目の劣化報告自体は他機種でもネット上に一定数あります。高い機種なら寿命の心配は無用、とまでは現時点の折りたたみカテゴリでは言い切れないんじゃないか、というのが僕の感覚です。
寿命を延ばすために僕がやっていること(効果は保証しません)
3台目からは、折り目への負荷を減らす方向に運用を変えました。
- 意味のない開閉をしない — 時計や通知はサブディスプレイ(閉じたままの外画面)で済ませる。開くのは本当に使うときだけ
- 工場出荷時の保護フィルムを剥がさない — razr 40 は剥がすと保証対象外になる注意書きが入っています。1台目は前オーナーがフィルムを剥がした個体で、折りスジの進行が早かった可能性は捨てきれません
- 炎天下の車内に置かない — 折り目の素材は樹脂系なので、高温は良くないだろうという推測です
- 閉じるときにゆっくり閉じる、はやってません — そこまで気を使うなら折りたたみを使う意味がないので
ただし、2台目はフィルムそのままで丁寧に使って半年で黒点が出ました。上の工夫で寿命が何ヶ月延びるのかは、正直わかりません。気休め半分だと思ってください。
寿命2年を前提にすると、値段の見え方が変わる
折り目の寿命が1〜2年で来る前提に立つと、折りたたみ選びは何年使えるかではなく、月いくらの遊びかで考えた方が現実に合います。2年で割ってみます(価格は2026年7月時点の市場価格の概算です。購入時に必ず確認してください)。
| 機種 | 価格帯 | 2年で割ると |
|---|---|---|
| motorola razr 40(未使用品) | 3万円台後半 | 月1,600円前後 |
| motorola razr 60 | 13万円台 | 月5,600円前後 |
| Galaxy Z Flip7 | 16〜18万円 | 月7,000円前後 |
| 折りたたみiPhone(噂・30万円前後) | 30万円前後 | 月12,500円前後 |
折りたたみiPhoneはApple未発表なので、価格は海外リーク情報ベースの推測です。それでも並べてみると考えさせられる表で、月1,600円なら面白い体験への課金として僕は納得できますが、月12,500円は結構な覚悟が要ります。サブスク換算で考えると、自分がどこまで折りたたみに払えるかが見えやすいと思います。
僕が3台目も razr 40 を選んだ理由は、突き詰めるとこの表です。詳しくは3台の顛末を書いた記事をどうぞ。
こんな人には折りたたみをおすすめしない / する
おすすめしない
- スマホを4〜5年使い倒す前提の人。折り目の寿命がバッテリーより先に来る可能性が高く、長期利用との相性はかなり悪いです
- 「壊れたら保証で直せばいい」と考えている人。中古・未使用品の保証は3ヶ月〜1年が主流で、折り目の劣化は1年前後で出ることが多いので、保証の谷間に落ちやすい構造です
- 高い端末を買って長く償却するタイプの人。20万円超の折りたたみを2年で失うダメージは、実際に4万円の折りたたみを2台失った僕でも想像したくないレベルです
おすすめする
- 月1,000〜2,000円の体験課金として折りたたみを楽しめる人。razr 40 の未使用品クラスの価格なら、寿命が2年で来ても割り切れます
- 閉じてポケットに入る小ささに価値を感じる人。海沿いを自転車で走るときに毎回持ち出している僕としては、この小ささは寿命問題を差し引いても手放せません
- 折りたたみiPhoneが気になっているけど30万円は怖い人。まず安い折りたたみで、折る生活そのものが自分に合うか試すのが、遠回りに見えて一番安上がりだと思います
寿命の話ばかり書きましたが、僕は折りたたみをやめる気がありません。壊れる前提の付き合い方さえ決めてしまえば、あとは面白さだけが残るので。
ではまた。




