どうも、白田ポヨヨシです。

2026年の秋、折りたたみiPhoneが出ると噂されています。Apple未発表なので確定情報ではありませんが、海外のリーク情報では価格は約2,000ドル、日本円で30万円前後になるという見方が主流です。Galaxy Z Flip7 が16〜18万円、motorola razr 60 が13万円台(いずれも2026年7月時点の市場価格の概算)という現行相場の、さらに上を行く数字です。

で、この記事で言いたいことは1つだけです。折りたたみが自分の生活に合うかどうかは、カタログをいくら眺めてもわからない。だから最初の1台は、壊れても「まあ、買い直すか」で済む値段で試した方がいい

僕は motorola razr 40 という折りたたみを3台買って、2年近くクラムシェル(縦折り)生活をしています。3台とも最後は画面が壊れましたが、それでも僕は次も縦折りの razr 60 を買いました。30万円の折りたたみを検討する前に、その何分の1かの値段で折りたたみのある生活を体験しておく選択肢について書きます。

折りたたみの良さは、スペック表に載っていない

僕が折りたたみをやめられない理由は、性能でもカメラでもありません。生活の細部が変わったことです。

閉じるとポケットで小さい。 razr 40 は閉じると手のひらサイズになります。最近の板スマホは大画面化で軒並み縦長になっていて、ズボンのポケットでの存在感がすごい。閉じた折りたたみのコンパクトさは、iPhone mini 系が消えた今、他で代替が効きません。

開かずに用が足りる。 閉じたままの外側画面(サブディスプレイ)で時計と通知が見えます。時間を確認するためだけにスマホを開いてSNSに吸い込まれる、ということが減りました。これは使ってみて初めてわかりました。

razr 40 のアウターディスプレイ — 閉じたまま時計と通知が見えるrazr 40 のアウターディスプレイ — 閉じたまま時計と通知が見える

雑に扱える安心感。 閉じていれば画面が内側に隠れるので、ポケットに放り込んで走り出せます。僕は湘南の海沿いを自転車でよく走るんですが、信号待ちでぱっと開いて海の写真を撮って、閉じてまたポケットへ、という使い方が完全に定着しました。板スマホだとこの雑さでは扱えません。

一方で、開いた画面は縦長すぎて横向きの動画視聴には向かないし、razr 40 の性能(Snapdragon 7 Gen 1)は3Dゲームをがっつりやる人には足りません。折り目も、指でなぞれば普通にわかります。良さも悪さも、実際に1ヶ月暮らしてみないと判定できないというのが実感です。

2026年7月時点の折りたたみ価格マップ

主要な選択肢を並べます(税込・市場価格の概算。変動するので購入時に必ず確認してください)。

機種タイプ価格帯
motorola razr 40(未使用品・中古市場)クラムシェル3万円台半ば〜後半
motorola razr 60クラムシェル13万円台
Galaxy Z Flip7クラムシェル16〜18万円
motorola razr 60 ultraクラムシェル20万円前後
Galaxy Z Fold 系ブック型25万円前後〜
折りたたみiPhone(噂)ブック型30万円前後?(Apple未発表)

razr 40 は2023年発売の型落ちで、公式ストアの販売は終了していますが、中古市場に未使用品・未開封品がまだ流通しています。僕はじゃんぱらの通販で35,010円、じゃんぱらの楽天市場店で37,980円(いずれも税込・送料等込、2025年10月と2026年4月の購入時点)で未使用クラスの個体を買いました。イオシスでも2026年4月末時点で未使用品36,800円という価格が出ていました。

折りたたみを試すのに必要なお金が、ここだけ桁ひとつ安いわけです。

お試しとして見たときの razr 40 の合理性

razr 40 には弱点があります。僕は3台のうち2台で、折り目の少し上に黒点が出る画面の劣化を経験しました。詳細は 黒点の実録記事寿命の実測記事 に書きましたが、折りたたみの画面は1〜2年で異変が出るもの、というのが僕の実測値です。

それでも入門機として razr 40 を推す理由は、この弱点込みで計算が合うからです。3.8万円で1年使えば月3,200円。試した結果、折りたたみが気に入れば、razr 60 や Z Flip7、あるいは折りたたみiPhoneに、確信を持って大金を出せます。思ったほどじゃなければ、そこでやめればいい。30万円払って同じ結論にたどり着くより、ずっと安く済みます。国内版はおサイフケータイに対応しているので、FeliCa生活の人でもメイン機として使えます。

僕自身は razr 40 で折りたたみが生活に完全に定着して、3台目が壊れたあと、8万円で中古の razr 60 に買い替えました(そのときの記録)。試す前だったら、値の張る折りたたみなんて検討の土俵にも乗らなかったはずです。

これが僕の3台です。撮影時点で現役だった左のバニラクリームも、このあと落下がきっかけで緑の線が出ました。真ん中と右のセージグリーン2台は、その前に画面に症状が出た個体です。

razr 40 3台 — 現役1台と画面が壊れた2台(2026年7月16日撮影)razr 40 3台 — 現役1台と画面が壊れた2台(2026年7月16日撮影)

実際に買った3ルートの比較

僕の3台は、メルカリ、じゃんぱら通販、じゃんぱら楽天市場店でそれぞれ買いました。結果から言うと、ショップで買うこと。未使用品があればそれが最良です。

メルカリで買った1台目は、5ヶ月使用済みの中古に56,800円(2024年9月時点)を払いました。使用済み個体は画面の劣化が進んだ状態から始まるので、この1台は約1年半で緑の線が出て実用を終えました。フリマで折りたたみを買う難しさは 中古やめとけ?の記事 に詳しく書きました。

ただし2026年8月時点の正直な状況として、razr 40 の未使用品はほぼ市場から消えました。いま現実的なのは、じゃんぱら・イオシスなどショップの中古を、折り目まわりの状態確認を最優先にして選ぶことです。この選び方はrazr 40 は今からでもアリ?の記事に詳しく書きました。

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見つからない時期もあります。その場合は、後継の razr 50 の中古や、僕が8万円で買った razr 60 の中古まで枠を広げるのも手です。

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こんな人におすすめ / おすすめしない

おすすめ

  • 折りたたみiPhoneや Z Flip7 が気になっているけど、10万円超を、合うかどうかわからない体験に払えない人。数万円で自分の生活との相性を検証してから本命に行く方が、結果的に安くつきます
  • ポケットの小さい服が多い人、スマホをズボンの前ポケットに入れたい人。閉じると手のひらに収まります
  • 自転車・散歩・子どもの送り迎えなど、スマホを雑に持ち出す場面が多い人。閉じれば画面が守られる安心感は板スマホにないものです
  • スマホをつい見すぎてしまう自覚がある人。開くというワンアクションが挟まるだけで、無意識のSNS徘徊が減ります

おすすめしない

  • 1台を4〜5年使いたい人。折り目の寿命が先に来ます。この記事の前提は「安いから割り切れる」であって、「長持ちする」ではありません
  • 原神クラスの3Dゲームや動画編集をスマホでやる人。Snapdragon 7 Gen 1 では快適とは言えず、素直に現行ハイエンドをどうぞ
  • 横画面で動画をたくさん見る人。開いた画面は縦長すぎて、映画やYouTubeの横向き視聴だと上下の余白がすごいことになります
  • 「未使用品でも半年で黒点が出るかもしれない」を受け入れられない人。実際に僕の個体には出ました。運の要素は残ります

30万円の折りたたみiPhoneをどう考えるかは、発表前に考えていることの記事 にまとめました。発表が終わったら、その記事を発表内容で更新するつもりです。カタログと噂で悩み続けるより、3.8万円で折りたたみのある生活を先に始めてしまうのが、僕としては一番おすすめの悩み方です。

ではまた。