どうも、白田ポヨヨシです。中古スマホばかり11台買ってきた人間です。

「折りたたみスマホ 中古」で調べると、サジェストに「やめとけ」が出てきます。気持ちはわかります。ただ、実際に折りたたみの中古を買って使い潰した人の声って、検索してもあまり出てこないんですよね。スペック表の比較はあっても、「で、実際どうだったの」がない。

僕は motorola razr 40 を、メルカリの中古で1台、専門店の未開封品で1台、専門店の未使用品で1台、合計3台買いました。中古と未開封を同じ機種で買い比べた形です。その結果から、「折りたたみの中古はやめとけ」がどこまで本当なのかを書きます。

先に立場をはっきりさせておくと、僕は中古スマホを11台買ってきた中古推奨派です。その上での答えは、やめとけは言い過ぎ。ただし折りたたみだけは、板スマホと同じ感覚で買うと失敗する。何がどう違うのか、実際の買い比べで説明します。

買い比べの結果 — 中古の方が高くて、先に壊れた

まず数字を並べます。全部同じ motorola razr 40(8GB/256GB・SIMフリー)です。

買い方価格(税込・送料込)購入時期その後
メルカリで中古56,800円2024年9月到着時から折りスジあり → 黒点 → 緑の線
じゃんぱら通販で未開封35,010円2025年10月約6ヶ月で折り目に黒点
じゃんぱら楽天で未使用37,980円2026年4月現役メイン機

見ての通り、一番高かったのがメルカリの中古で、一番先に壊れたのもメルカリの中古です。5ヶ月使用済みの個体に56,800円払い、未開封の個体は35,010円で買えた。いま見返しても納得のいかない価格の逆転ですが、メルカリの相場は出品者の言い値なので、こういうことが普通に起きます。

僕がメルカリで買った2024年9月時点では専門店の未使用在庫を見つけられなかった、という事情はありました。それでも焦って言い値で買ったのは失敗だったと思っています。

折りたたみの中古が板スマホの中古より危ない理由

僕は iPhone や Pixel の中古も買ってきましたが、折りたたみの中古はそれらとリスクの種類が違いました。

劣化が進行中の状態で届く

板スマホの中古で怖いのはバッテリー劣化と赤ロムくらいで、どちらも数値や公式サイトで確認できます。折りたたみには、そこに折り目のディスプレイ劣化が加わります。

厄介なのは、折り目の劣化が前オーナーの使用時間の蓄積を引き継ぐことです。僕のメルカリ個体は、届いた時点で折り目に折りスジが入っていました。表示は正常だったので問題なしと判断しましたが、実際にはカウントダウンがかなり進んだ状態からのスタートでした。折りスジから黒点、緑の線へと進んだ経過は別記事に写真付きでまとめています。

そのメルカリ個体の現在がこれです。折り目から画面全体に緑の線が走っています。

メルカリで買った razr 40 の現在 — 折り目に沿って緑の線(2026年7月16日撮影)

(画面に映っているのは表示確認用に開いた去年の八景島の写真です。画面内の日付は写真データのもので、この実機写真の撮影は2026年7月16日)

バッテリーの「最大容量89%」みたいな定量表示が、折り目劣化には存在しません。出品写真では折りスジはまず写らないし、出品者本人も気づいていないことがあると思います。確認手段がないままリスクだけ引き継ぐのが、折りたたみ中古の一番嫌なところです。

保証期間と故障時期がすれ違う

中古スマホ専門店の保証は、じゃんぱらで3ヶ月というのが目安です(2026年7月時点。購入時に必ず確認してください)。一方、僕の実測では折り目の異変は早くて半年で出ます。つまり保証が切れた頃に壊れ始める時間差があります。僕の未開封個体も、黒点に気づいたのは保証が切れた後でした。

それでも、やめとけで終わらせない買い方

ここまで読むと「やっぱりやめとけじゃないか」となりそうですが、僕は3台目も中古市場で買っています。理屈はこうです。

中古の棚から未使用・未開封を拾う

折りたたみ中古のリスクの核心は、前オーナーの開閉時間を引き継ぐことです。だったら、使用時間ゼロの個体を買えばその部分は消えます。未使用品・未開封品なら、折り目の寿命が丸ごと自分のものになる。

ここが中古スマホ市場の面白いところで、中古カテゴリの棚には、実質新品の未使用・未開封品が普通に混ざっています。型落ちで新品流通が終わった機種ほどこの傾向が強く、razr 40 はまさにそれです。中古=誰かのお下がり、という思い込みを外すと、見える景色が変わります。

razr 40 の場合、未使用品が3万円台で流通しています。僕の2台がじゃんぱらの通販と楽天市場店で35,010円と37,980円、イオシスでも2026年4月末時点で未使用品が36,800円で出ていました(いずれも税込。在庫と価格は変動が激しいので、必ず現在の表示を確認してください)。新品同様の折りたたみが3万円台というのは、板スマホ含めてもかなり異常な安さだと思います。

壊れても割り切れる価格の機種に絞る

未使用品でも、僕の個体は半年で黒点が出ました。つまり未使用スタートでリスクは減りますが、消えるわけではありません。だから最後は値段で決めます。壊れても諦められる金額かどうか、です。

Galaxy Z Flip や Z Fold の中古は、状態の良いもので10万円前後からという相場感です。10万円の個体の折り目が半年で逝ったら、僕なら立ち直れません。razr 40 の3万円台は、2台壊した僕がそれでも3台目を買ったくらいの金額です。このくらいなら諦めがつきます。

買ったら保証期間内に折り目を毎日見る

折り目の異変は気づいたら出ていた、になりがちで、僕は2台ともそれで保証のチャンスを逃しました。購入から3ヶ月は、開いた画面を白背景にして折り目を眺める習慣をつけておくと、初期不良や早期劣化を保証期間内に拾える可能性が上がります。

折りたたみ中古のチェックリスト

買う前と届いた直後に見るポイントをまとめておきます。

  • 折り目の状態 — 白い画面を表示して、折りスジ・黒点・変色がないか。出品写真で確認できなければ出品者に質問する。専門店なら状態ランクの詳細説明を読む
  • ヒンジの開閉 — 開閉時の引っかかり、異音、勝手に閉じるゆるさがないか
  • 保護フィルム — razr 40 は工場出荷時のフィルムを剥がすと保証対象外になる注意書きがあります。「フィルム剥がし済み」の個体は減点材料
  • 国内版かどうか — razr 40 の海外版にはおサイフケータイ非対応のものがあります。「国内版」明記の個体を選ぶ
  • 通常の中古チェック — IMEIの赤ロム確認、バッテリー状態、付属品。ここは板スマホと同じです

専門店の在庫は楽天市場から横断で探せます。razr 40 は在庫の入れ替わりが激しいので、未使用・未開封を見つけたときが買いどきです。

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こんな人におすすめ / おすすめしない

おすすめ

  • 折りたたみを試したいけど新品価格(現行機で13〜18万円)に踏み切れない人。razr 40 の未使用品3万円台なら、合わなくても授業料として成立します
  • 専門店の未使用・未開封品を待てる人。焦ってメルカリの言い値で買った僕の失敗を、そのまま逆にすれば正解に近づきます
  • 折りたたみは消耗品、と割り切れる人。壊れる前提の付き合い方は 3台買った顛末の記事 に書きました

おすすめしない

  • メルカリやフリマで「使用数ヶ月・美品」の折りたたみを検討している人。折り目の劣化進行は写真で確認できず、専門店の未使用品より高いことすらあります。板スマホなら止めませんが、折りたたみでは分が悪すぎます
  • 10万円超の折りたたみ(Z Fold 系など)を中古で買って長く使うつもりの人。故障時期と保証期間のすれ違い問題があるので、その予算なら新品+メーカーの延長保証の方が理にかなっていると思います
  • 1台のスマホを4年5年使いたい人。そもそも折りたたみというカテゴリ自体が向いていません。寿命の実測記事 を読んでから考えることをおすすめします

「折りたたみの中古はやめとけ」への僕の答えは、やめとけじゃなくて、折り目だけは見てから買えです。板スマホの中古と同じで、当たりは普通にあります。狙い目は専門店の未使用・未開封品、それが3万円台。やめとけと切り捨てるには、中古市場経由で手に入る折りたたみ生活はちょっと面白すぎます。

ではまた。