どうも、白田ポヨヨシです。
2026年9月、Appleが折りたたみiPhoneを発表すると噂されています。最初に断っておくと、この記事を書いている2026年7月時点でAppleからの公式発表は何もありません。ここで扱う情報はすべて海外メディアやアナリストのリーク・予測です。発表され次第、この記事は確定情報で更新します。
その上で。僕は motorola razr 40 という折りたたみスマホを3台買い、うち2台で折り目のディスプレイ故障を経験し、それでも折りたたみ生活を1年半続けている人間です。「折りたたみiPhone、待つべき?買うべき?」を、スペック予想合戦とは別の角度、つまり折りたたみを実際に壊したことのある生活者の目線で考えてみます。
噂されている折りたたみiPhoneの姿(2026年7月時点)
リーク情報を整理しておきます。繰り返しますが、すべて未確定です。
- 2026年9月、iPhone 18 シリーズと同時に発表される見込み
- 形は Galaxy Z Fold のようなブック型で、開くと7.8インチ前後。クラムシェル(縦折り)ではないという説が有力
- 価格は約2,000ドル、日本では30万円前後になるとの予測
- 薄型化のため Face ID ではなく Touch ID(指紋認証)採用という説
- 初期出荷は少なく、発表されてもすぐには買えない品薄になるという見方が複数出ています
この中で僕が一番気にしているのは価格でもデザインでもなく、折り目の耐久性をAppleがどう解決してくるかです。折り目の段差を0.15mm未満に抑えてくるというリークも出ていますが(これも未確定です)、僕が知りたいのは見た目より「何年もつか」の方です。理由は僕のスマホ遍歴を見てもらうのが早いと思います。
僕が折りたたみで経験したこと — 2台とも折り目から逝った
詳細は 実録記事 に写真付きでまとめてありますが、かいつまむと、僕の razr 40 はメルカリ中古の1台目も、未開封で買った2台目も、折り目のど真ん中に黒点が出て、拡大し、1台目は緑の線が走るところまで進みました。未開封スタートの個体で、異変が出るまで約半年です。

左の現役機と並べると、折りたたみのその後が一枚で伝わると思います。この現実を知った上で、30万円をどう考えるかです。
メーカーの開閉試験が保証するのは主にヒンジの機構です。折られ続けるディスプレイ素材の経年劣化は、また別の問題として存在する。これが4万円クラスの折りたたみを2台使い潰した僕の実測です。上位機がもっと持つ可能性は十分ありますが、折り目という構造が原理的に抱えるリスクは、価格が上がってもゼロにはならないと僕は見ています。
この経験を30万円に当てはめると、話が急に生々しくなります。30万円の端末の折り目に、購入1年後、黒い点がぽつんと出たら。僕が4万円の razr 40 で見たあの黒点を、30万円の画面で見る覚悟があるか。折りたたみiPhoneを買うかどうかの分かれ目は、突き詰めるとここだと思っています。
「初代Apple製品」という追加のリスク
もう1つ、折り目とは別のリスクがあります。Appleの初代製品は歴史的に荒削りです。
初代iPhoneにはApp Storeがなく、初代Apple Watchは動作がもっさりで、初代iPad はメモリ不足が早々に露呈しました。どれも2〜3世代目で化けています。Appleが初物のカテゴリで完成度を上げてくるのは通例2世代目以降、というのは Apple ウォッチャーの間でよく言われる経験則です(あくまで過去のパターンからの推測で、折りたたみiPhoneがどうなるかは分かりません)。
つまり折りたたみiPhone初代は、折りたたみの構造リスクと初代Apple製品リスクの二重掛けを、30万円で引き受ける買い物になる可能性があります。品薄予測まで含めると、発売直後に定価以上の労力を払って初代を確保する合理性は、正直かなり作りにくいです。
それでも僕は折りたたみiPhoneに期待している
ここまでリスクの話ばかりでしたが、僕は折りたたみiPhone自体にはかなり期待しています。折りたたみ生活の便利さが本物であることは、僕自身が1年半かけて確認済みだからです。閉じてポケットに収まる自由も、開くという動作がスマホ依存に挟むワンクッションも、一度知ると戻れません。
そこにAppleが本気で参入するなら、折り目の耐久性も含めてカテゴリ全体の水準が上がるはずで、razr を使い続ける身としても歓迎しかありません。Samsung と motorola が二強だった折りたたみ市場に、最強の外圧がかかるわけなので。
ただ、期待するのと、初代にいきなり30万円払うのは、別の話です。
待つ間にできる、一番安い答えの出し方
「折りたたみiPhoneが気になる」の中身を分解すると、実は2つの別の疑問が混ざっています。
- 折りたたみという形は、自分の生活に合うのか
- その折りたたみは、iPhoneであるべきか
2は発表を待たないと答えが出ません。でも1は、今日からでも検証できます。しかも3万円台で。
razr 40 という2023年の折りたたみが、未使用品3万円台で中古市場に流通しています(2026年7月時点。僕は35,010円と37,980円で購入しました)。半年〜1年これで暮らしてみれば、折りたたみが自分に合うかどうかは体で分かります。合うと分かった状態で迎える折りたたみiPhoneの発表と、カタログだけ眺めて迎える発表では、判断の質が全然違うはずです。
僕はブック型を使ったことがないので、7.8インチに開く体験については語る資格がありません。ただ「折る画面と暮らすとはどういうことか」の部分は、クラムシェルでもかなりの部分が体験できると思っています。
こんな人は買っていい / 待った方がいい
初代を買っていいと思う人
- 初代Apple製品を完成品ではなく、未来の先行体験チケットとして買える人。初代iPhone や Vision Pro を楽しめたタイプの人は、たぶん今回も楽しめます
- 30万円が生活に響かず、かつ AppleCare 系の保証に必ず入る人。折りたたみの修理費は板スマホより高くつくのが通例なので、保証なしの運用はおすすめしません(AppleCareの料金体系は未発表なので、ここも発表待ちです)
- すでに折りたたみを使っていて、形が生活に合うと確信がある人。僕の周りでもこのタイプが一番迷いなく予約しそうです
待った方がいいと思う人
- 折りたたみを一度も使ったことがなくて、「なんか良さそう」の段階の人。30万円は「なんか」に払う金額ではないので、まず3万円台で形との相性を確かめることをおすすめします
- スマホを3年以上使う前提の人。折り目の寿命リスクと初代リスクの二重掛けは、長期利用と相性が悪すぎます。2世代目のレビューが出揃ってからで遅くないはずです
- 品薄に並ぶのが嫌いな人。リーク通りなら、発売から数ヶ月は普通に買えない可能性があります。どうせ待たされるなら、実機レビューと折り目の経年報告を見てから決められる立場の方が得です
9月の発表でこの記事の前提がどう変わったかは、発表後に必ず追記します。それまでの2ヶ月、僕は3台目の razr 40 の折り目を定点観測しながら待つことにします。
ではまた。





