どうも、白田ポヨヨシです。

先日、中古の Galaxy Z Fold7 を185,440円で買いました。9月に噂されている折りたたみiPhoneがブック型だというので、その前に同じ形を体験しておこうという理由です。経緯は購入記に書きました。

それからひと月。僕がポケットに入れて出かけていたのは、Fold7 ではなく縦折りの razr でした。最初は3.8万円で買った razr 40、それが壊れてからは razr 60 です。Fold7 はほとんど使っていません。

18万円出した機種を使っていない、というのは書いていて情けないんですが、この使わなかったという結果自体が、折りたたみiPhoneに30万円を出すか迷っている人には一番役に立つはずです。

Fold7 が悪い機種だという話ではありません

Fold7 は良い機種です。手に取ったときは素直に驚きました。

スマホ2個分のずっしり感を覚悟していたのに、実物は拍子抜けするくらい薄くて軽い。閉じていれば見た目も操作感もほぼ普通のスマホで、開くと大画面になる。この体験自体は、買ってよかったと思っています。

開いた Galaxy Z Fold7 の大画面

それでも持ち出していません。理由は機種の出来ではなく、僕の生活との噛み合わせの方にありました。

理由その1 何に使えばいいのかわからない

大画面が開くこと自体はわかるんですが、僕の生活のどの場面でそれが必要なのか、具体的に思いつきませんでした

僕がスマホでやることは、だいたいLINEの返信、地図の確認、写真を撮る、SNSを流し読み、といったところです。どれも縦折りの画面で足りています。開いて大きくして初めてできること、が僕の日常には見当たりませんでした。

漫画や動画を大画面で読む人なら答えは明確だと思います。僕はそれを家のiPadやMacでやってしまうので、外で大画面が欲しくなる瞬間が来ませんでした。

理由その2 高いから、雑に扱えない

僕は razr 40 を、ポケットに突っ込んで湘南の海沿いを自転車で走るような使い方をしていました。3.8万円という値段だからこそ、そういう雑さで付き合えます。壊れたら痛いけれど、立ち直れる金額だからです。実際その razr 40 は、後日まさにこの使い方の中で落として画面を壊しました。顛末は緑の線が出た日の記録に書いています。それでも僕は縦折りを買い直したので、この付き合い方は変わっていません。

Fold7 は18万円です。同じようにポケットに突っ込んで自転車に乗る気には、どうしてもなれませんでした。壊したらどうしようという気持ちが先に立って、持ち出す前にやめてしまう

道具は、気楽に使えないと使わなくなります。値段が上がるほど日常から遠ざかるというのは、買う前には想像していませんでした。

閉じると片手に収まる Galaxy Z Fold7

理由その3 レンズの出っ張りが気になる

Fold7 は本体が薄いぶん、背面のカメラリングの出っ張りが目立ちます。机に置くとガタつきますし、ポケットに入れるときも引っかかる感触があります。

背面の3眼カメラ(接写)

ケースを付ければ解決する話ではあるんですが、ケースを付けると今度は、薄くて軽いという一番良かった点が消えます。この矛盾を解けないまま、机の上に置きっぱなしになっています。

そもそも、僕が欲しかった物ではなかった

僕がこの Fold7 を買ったのは、9月の折りたたみiPhoneについて書くために、ブック型を知らないままでは話にならないと思ったからです。つまり取材の道具として買ったのであって、これが欲しくて買ったわけではありませんでした。

razr 40 を3台買ったときは違いました。閉じたときの小ささが欲しくて、壊れても次を買うほど欲しかった。その差がそのまま使用頻度に出ています。

答え合わせのような出来事もありました。このひと月の間に razr 40 が壊れたのですが、そのとき僕は、手元の Fold7 に乗り換える道を選ばず、8万円を払って razr 60 を買いました。18万円の端末が家にあるのに、です。

razr 40(畳んだ縦折り)と Galaxy Z Fold7(開いたブック型)

折りたたみiPhoneに30万円を出す前に

9月の折りたたみiPhoneを検討している人に伝えたいのはひとつで、開いた大画面で何をするかを、自分の生活で具体的に言えるかどうか。ここで決まると思います。

「漫画を電車で読む」「出先で図面を確認する」「動画編集の細かい操作をする」のように具体的な用途がある人は、たぶん買って正解です。僕には、それがありませんでした。

もうひとつ、30万円という値段そのものが使用頻度を下げる可能性も、頭に入れておいてほしいです。僕が18万円で感じた「壊したくないから持ち出せない」は、30万円ならもっと強く働くはずです。折りたたみは折り目の劣化という不安も抱えているので、なおさらです。

こんな人におすすめ / おすすめしない

ブック型が向いていると思う人

  • 外で漫画・雑誌・動画を読む習慣が具体的にある人。開く理由がはっきりしている人には、この形が合います
  • 仕事で図面や表を持ち歩く人。大画面が生産性に直結するなら、値段の理由が立ちます
  • 高い端末でも気にせず持ち出せる人。これは性格の問題で、僕にはできませんでした

僕のように使わなくなりそうな人

  • スマホでやることがLINE・地図・SNS中心の人。それなら普通のスマホか、閉じたときに小さい縦折りの方が生活に馴染みます
  • 僕のように、ポケットに突っ込んで自転車に乗るような使い方をする人。値段が壁になります
  • 「なんとなく良さそう」で検討している人。30万円は「なんとなく」に払う金額ではないので、まず3万円台の縦折りで折りたたみとの相性を確かめる方が安全です。その考え方は折りたたみ入門の記事に書きました

この Fold7 は売ることにしました。ひと月持って、使う場面は来ませんでした。いくらで売れて、手数料を引いて手元にいくら残ったかは、売却が終わったら別の記事で書きます。

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ではまた。