先日、東京のお台場エリアを走る「ゆりかもめ」に乗る機会がありました。通信回線マニアとして、ゆりかもめ車内で提供されているフリーWi-Fiのことが気になったので、早速使ってみました!そして、そのレビューをお送りしたいと思います。
実際の感想として、「これは実用的!」という感想に至りました。
ただし、個人的イメージとして、ゆりかもめといえば、東京ビックサイト、東京ビッグサイトといえば、コミックマーケット(コミケ)ですが、コミケ期間中はゆりかもめがかなり混雑します。その際には、ゆりかもめのフリーWi-Fiの通信速度はかなり落ちると思います。
今回の記事は、コミケ期間中ではない、通常のゆりかもめのフリーWi-Fiの様子ということで読んでいただければ幸いです。
接続方法について
ゆりかもめのフリーWi-Fiを使いたい端末から、Wi-Fiの設定画面を開いて、SSID(Wi-Fiの名前)「YURIKAMOME_Free_Wi-Fi」を選択します。
そうすると、ゆりかもめのフリーWi-Fiのサイトが自動的に表示されます。
このページが開かない場合、ブラウザを開き、httpsから始まらないサイトを開こうとすると表示されます。例えば、URL入力欄に、「http://www.yahoo.co.jp」と入力することで自動的にリダイレクトされて開きます。
そして、「インターネットに接続する」を選択します。
そうすると、NTT-BP(Wi-Fiのインフラ整備を行っている会社)のサイトが表示されるので、SNSアカウントもしくはメールアドレスで利用登録をすることとなります。
途中、フリーWi-Fiのセキュリティ情報について書かれているページが表示されますが、同意をし、画面に従うと、最終的に上記の画面が表示されます。
このページが開けば、無事にインターネット接続ができるようになりました。
回線について
OCN回線を使用
前述の通り、NTT-BPがゆりかもめのフリーWi-Fiのインフラ整備を行ってます。
そのため、IPアドレスはOCN(NTTコミュニケーションズ)のものとなっており、なお、IPv6には非対応となっています。
スピードもそこそこ出ます
スピードテストをしてみましたが、そこそこのスピードが出ます。
レイテンシーからすると、モバイル回線をバックボーンとして使っている模様で、アップロードの速度が18Mbpsも出ているのは非常に高評価です。
上りがこのくらい出ると、SNSへの写真のアップロードも快適ですね。
スピードテストをしたのも混雑時間帯ではないことから、少し速めの結果が出たと思いますが、もともと、ゆりかもめは車両数が少なかったりするので、普段からバックボーン回線にも余裕があると思われます。
動画閲覧も快適
見づらいですが、YouTubeの動画をゆりかもめのフリーWi-Fiで開いた際、バッファリング(事前に動画を先読みする機能)も余裕を持ってなされていて、快適に再生できました。
動画も途切れることなく再生でき、モバイル回線がバックボーンのフリーWi-Fiながらも、快適に利用できました。
セキュリティが脆弱なので、VPNの使用がおすすめ
ゆりかもめのフリーWi-Fiは、セキュリティキーによる暗号化がなされていません。そのため、通信内容が第三者から傍受される恐れもあります。
基本的にゆりかもめのフリーWi-Fiを利用する際には、金融機関のネットバンキングなどを利用しないことや、SSL(https)から始まるサイトしか見ないようにすることをおすすめします。
もしくは、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)を使って、通信内容の暗号化をするのもベストです。
なお、おすすめのVPNサービスは「NordVPN」です。
まとめ
ゆりかもめのフリーWi-Fiは、意外と実用的です。上り速度も速いので、SNSへの写真アップロードも快適にできます。
ただし、携帯電話ネットワークがバックボーン回線のため、混雑時には速度が落ちてしまうこともあり得ます。特に、ゆりかもめが一番混雑するコミケ期間中は、乗客が持つモバイルWi-Fiルーターなどと混線して、フリーWi-Fiの速度も遅くなってしまう可能性もあります。
しかし、通常期間中のゆりかもめのフリーWi-Fiは快適なので、VPNといったセキュリティ対策をすることで、安全かつ快適に使ってみてください。