KDDI(au)

WiMAX+5G、直近3日間での15GB以上の利用での通信制限を緩和!1ユーザーとしては嬉しいばかり

KDDIとUQは、2022年2月からそれぞれ同社が展開するau 5G対応の「WiMAX+5G」サービスにおいて、直近3日間での15GB以上の利用で、混雑時間帯の通信速度を一律で制限していた通信制限を廃止すると発表しました。

au 5G対応Galaxy 5G Mobile Wi−Fi

従来までの制限では、直近3日間の通信量が15GBを超えると、翌日の18時から26時(翌々日2時)までの間、通信速度が最大1Mbps程度に制限されていました。

これは、いわゆる “3日15GB制限” と呼ばれているもので、完全無制限を実現していた無印WiMAXから一転、WiMAX 2+(3日10GB制限)から継承されていた悪しき制限でした。

最大1Mbpsでは、YouTubeの動画は見れますが、最近のインターネットの利用においては、罰ゲームと言っても過言ではありませんでした。

WiMAX+5Gの3日15GB制限はライトユーザーでもウザかった

2021年4月から、Galaxy 5G Mobile Wi-FiでWiMAX+5Gという形でau 5Gを使っています。

5Gはネットワーク帯域が広くなることから、NTTドコモは「5Gギガホ プレミア」で無制限を実現しています(もちろん過度なヘビーユーザー対策もあり)。

KDDIも、それを受けて…と思っていたら、WiMAX+5Gでは、3日15GB制限を設けて、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiではかなり不便です。

ドコモがやっているコンセントにつなげる系のおうちWifi、GMOとくとくBBのドコモhome5Gだと、WiMAX+5Gは使う機会は外出先に限られていますが、3日15GB制限が厄介でストレスフル。

ドトールやスタバでGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを1日3時間ぐらい使うと、動画閲覧などをして2GBぐらい使ってしまいます。たまにしか使わないライトユーザーでも、最近のリッチコンテンツを利用することでここまで使ってしまいます。

ライトユーザーでも使うときはデータを使う

プライベートクラウドではNextcloudを使っています

運営しているオタク女子向けのニュースサイトでは、2022年1月に実施された取材で、機材の都合でローカルでデータを持ちたくなかったため、ミラーレスで撮影した大量の画像ファイル(9GB程度)を、千葉県船橋市のプライベートクラウドのオンラインストレージにアップロードしましたが、その際に、滞在していたスタバのフリーWi-Fiが激遅で、仕方なくGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを使いました。

もちろん、3日15GB制限に引っかかると、夜間に外出している際(最近はコロナ禍でなるべく自粛)に使えなくなると思うと、心理的にも嫌です。

5chを見ていると、4K動画の閲覧でヘビーに使っている方もいますが、筆者のように、普段は、外出先で数時間程度のノマド用途にしか使わないライトユーザーでも、大容量のファイルをGoogleドライブやDropboxにアップロードするようなこともあり得ます。

なので、WiMAX+5Gの3日15GB制限は厄介としか言えませんでした

固定ホームルーターは、「home 5G」と同等と渡り合えるように

NTTドコモの「home 5G」

NTTドコモの4Gエリアでも完全無制限で使えて評判の「home 5G」。KDDIでも、ホームルーターを展開していますが、3日15GB制限で「home 5G」には勝てないと、よく言われていました。

しかし、今回の3日15GB制限の撤廃で、KDDI系のホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L12など)もようやくhome 5Gと渡り合えるようになったのだと思います。

ただ、エリア的には、5Gは、ドコモよりauが広い印象ですが、auは4G既存周波数帯の転用で、5Gらしくないスピードが出ることもあり、なかなか難があると言っても過言ではありません。

これでも、WiMAX+5Gルーターでは、auスマートフォン・UQモバイルとのセット割引が組めるので、通信制限撤廃は待ちに待ったといえる方もいらっしゃると思います。

でも、真の無制限ではないことを頭に入れるべき

GMOとくとくBBのドコモhome5Gもそうですが、モバイル回線では、限られた資源である電波を使う都合上、完全な無制限は実現できません。

今回のUQの通信制限緩和について、UQのサイトには以下の通り書かれています。

より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/5g_speedlimit_15/

こちらについては、「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。」とのことで、具体的な数値については言及されていません

5chモバイル板では、多くのユーザーの書き込みがありますが、人によって “おま環” といえるのかいえないのかわからないこともあり、KDDI・UQが設けている通信制限の全貌が明らかになっていません。

なお、ドコモでは、KDDIと似たような文言で通信制限に言及していますが、数TB程度でも制限されないという方もいるらしく、ドコモとKDDIでは会社が違うものの、実態についてはよくわからないというのが本音なところです。

やはり、自宅で大量のデータをやり取りする方は、ドコモ光・auひかりなどを契約するのがベターですし、回線の安定度や通信速度からしても、固定の光回線が有利です。

個人的な意見として、自宅で使うなら、光回線がベスト、外出先で使うならモバイルルーターもありという風に考えています。

まとめ:モバイル回線は限界があるものの、今回の施策は歓迎

KDDIは5G時代を迎えて、WiMAX 2+からの悪しき慣習である、3日15GBの撤廃はナイスだと思います!

とは言っても、テラバイト単位で使うユーザーも多いのは事実です。無制限と言っても、そのようなユーザーは、ライトユーザーや回線を平均レベルで使うユーザーにとって迷惑です。無制限も良いですが、テラバイト単位で使うユーザーの排除も意識してほしいのは事実です。

しかし、筆者のような、ライトユーザーから平均レベルの利用量だと、10GB程度のファイルのダウンロード・アップロードもWiMAX+5Gで問題なく利用できるのは嬉しいばかりと言えます。

モバイル回線は、限られた資源である電波を使ったサービスです。ヘビーに使うなら、GMOとくとくBBのドコモ光【auひかり】を引くのがベストです。

よく一緒に読まれる記事