2021年7月の東京オリンピック開会式の翌日に、成田空港へ行く用事があり、京成電鉄の特急列車「スカイライナー」を利用しました。
その際に、京成がワイヤ・アンド・ワイヤレスと提携して提供する「KEISEI FREE Wi-Fi」という公衆無線LAN(Wi-Fiスポット)を利用したのでレビューいたします。
京成スカイライナーのフリーWi-Fiは?
SSIDは「KEISEI_FREE_Wi-Fi」
京成スカイライナーに乗車すると、京成電鉄のマスコットキャラ「京成パンダ」が登場するステッカーを座席テーブルに見ることができます。
スカイライナー内には、「KEISEI_FREE_Wi-Fi」というSSIDのWi-Fiが飛んでいます。SSIDは、パスワードなどがかかっておらず、誰でも簡単に接続ができます。
「KEISEI_FREE_Wi-Fi」は、暗号化がかかっておらず、通信内容が第三者に傍受される恐れもあります。「NordVPN」といったVPNサービスを利用して、VPNを張ることで、セキュリティ対策は行うべきです。
京成パンダがWi-Fiの認証画面に登場!
今回は、Xiaomiの「Mi 11 Lite 5G」から京成スカイライナーのフリーWi-Fiを利用したんですが、SSIDに接続したところ、京成パンダが堂々と登場してびっくりしました!
いや、京成パンダ、インパクトありすぎで、やばいやばい…
スピードテストをしたところ、まあまあの数値に
京成本線か、北総線内で計測した京成スカイライナーのフリーWi-Fiの速度です。
まあまあ、この数値なら、動画閲覧も可能ですし、実用範囲内といったところでしょうか。
バックボーンが、UQのWiMAX 2+を利用しているので、レイテンシーに関しては仕方ないといったところです。
スカイライナーのフリーWi-Fiの使用感について
VPNを使ってみたところ、若干レイテンシーが気になる
筆者は、今回、あえてスカイライナーのフリーWi-Fiを、乗車中に使っていました。その際、SoftEtherのVPNソフトを入れた、さくらインターネットのVPS(北海道・石狩リージョン)経由で、ネットサーフィンをしてました。
さくらインターネットのVPS自体、石狩にデータセンターがあるものの、固定回線がバックボーンのフリーWi-Fi(スターバックス・コーヒーなどのカフェでのWi-Fi)のVPNとしての使い方では、なかなかレイテンシーは気になるほどではありません。
ただ、今回、スカイライナーのフリーWi-Fiは、WiMAX 2+経由で使っていたということもあるので、VPNを通して使ってみた感想として、若干レイテンシーが気になりました。
Wi-Fiのアクセスポイントに多くの端末が接続され、それをWiMAX 2+のネットワークで共有しているとなると、バックボーンではなく、アクセスポイントがボトルネックになっているかもしれません。
動画閲覧は問題なし
スカイライナーのフリーWi-FiでVPNを使って、動画を見ていましたが、動画閲覧は困るほどではありませんでした。
もちろん、通信速度は速いほうがいいに越したことはありませんが、ネットサーフィンをしたり、TwitterやFacebookの閲覧には快適です。
ただ、ビジネスマンの使い方として、ファイルのダウンロードやアップロードはきついかなという印象を受けました。
京成スカイライナーが走る、京成本線・北総線・成田スカイアクセス線内は、WiMAX 2+のエリアが拡充されているので、車内のフリーWi-Fiではなく、自前のWiMAX 2+のモバイルWi-Fiルーターを使うとベストでしょう。
ちなみに、今なら、WiMAX+5G対応ルーターをBroadWiMAXで契約するのがおすすめです。
まとめ
- スカイライナーのフリーWi-Fi「KEISEI_FREE_Wi-Fi」は暗号化がかかっていないので、使う際には要注意!
- Wi-Fiの認証画面に登場する、京成パンダがとにかくキモい
- バックボーンがWiMAX 2+の都合上、レイテンシーが気になるが、動画閲覧などには問題なし
こういったところでしょうか。
確かに、スカイライナーのフリーWi-Fiは、ないよりあったほうがマシです。
今回、新型コロナの関連でフリーWi-Fiの利用者が少なかったから快適だったかもしれませんが、今後、アフターコロナで訪日外国人が増えた場合、もっと通信速度が遅くなるかもしれません。
このようなときには、WiMAX 2+のモバイルWi-Fiルーターを自前で用意しておくと、スカイライナーの乗車中には快適なのではないでしょうか。
[京成電鉄]