限界突破WiFiでおなじみのエックスモバイルから、新製品として「スマートWiFi」が登場しました。
スマートWiFiは、eSIM対応で、追加料金がなしで日本を含む95ヶ国でどこでも使えるAndroid端末。
ぱっと見、スマートフォンなのか、モバイルWi-Fiルーターなのかわかりませんが、実は両方の役割を兼ねているとのことです。
国内Wi-Fiモード、海外Wi-Fiモード、スマホモード、簡単スマホモードの1台4役。必要に応じて切り替えができます。
日本国内では、音声回線はNTTドコモ、データ回線はKDDIを採用し、海外では現地の通信事業者に接続される使用となっています。
本体の端末代金や事務手数料は無料で、月間データ容量は20GB、5分以内のかけ放題を含んだ料金は月額3,278円(税込)。
スペックについて
スペックは以下の通りです。
- GSM:850/900/1800/1900M
- W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B8
- FD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B9/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B66
- TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41
- Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac 2.4GHzと5GHzは自動切換
- Bluetooth:Ver 5.0
- OS:Android 11
- メモリ:4GB
- ストレージ:64GB
- ディスプレイ:5インチ 1080×1920画素
- バッテリー容量:3000mAh
- SIM:eSIMと物理SIM(nanoサイズ1枚)
- VoLTE:対応(デュアル対応なし)
- サイズ:H約138mm x W約70mm x D約9.05mm
- 重量:約140g
全体的な印象として料金が割高感は否めない
端末代が無料でも、ahamoには勝てる?
スマートWiFiですが、正直言って月額3,278円で月20GB、5分以内のかけ放題を含んだ形だと高いです。
もちろん、エックスモバイルはMVNOなので、通信が混み合う時間帯においては、速度低下が起こることが否定できません。逆にahamoだと、キャリアの直回線なので、通信の速度低下は起こることが少ないです。だったら、ahamoで良くないですか?
端末代が無料ということをアピールしているようですが、MNPだと端末が一括1円で購入できるキャリアもあります。そのほうが、しっかりとしたメーカーのものを選択できますし、サポートも安心感があります。
エックスモバイルは果たして、ahamoなどがある中、スマートWiFiが売れるという認識は間違いではないでしょうか。
コロナ禍で海外に行けないご時世、海外でも使えるということをアピールするのはどう?
コロナ禍で海外に渡航するユーザーは激減しました。そのため、スマートWiFiは海外でも追加費用なしでどこでも使えるとアピールしてますが、どうなんでしょうか?
それなら、ahamoでも海外での利用は、追加費用なしで利用できますし、スマートWiFiはahamoなどとの差別化をしっかりと図るべきです。
ギガ数が少ないのは残念
MVNO回線を利用しているなら、月額3,278円の価格設定だと、もう少しギガ数を増やすことも可能だと思います。
エックスモバイルのMNOとの接続方式がどうなっているのか記載がないためわかりませんが、ユーザーの利便性向上のためにも、少なくとも月30GBまで持っていく必要があります。
端末代を無料にすることにお金を使っているから、ギガ数が少なめかわかりませんが、もう少し頑張ってほしいのが本音です。
まとめ
知名度もあまりないエックスモバイルですが、ちょっと方向性がズレているのかなというのが筆者の感想です。
やはり、利用できるギガ数が少なめなのは残念ですし、ahamoに勝てる自信があるのかがわからないのが何とも言えません。
端末代が無料なのは良いですが、どこのメーカーが製造したのかわからないような端末を手に入れるのはちょっとリスキーかなというふうに思いますね。
エックスモバイルのサイトを見る限り、契約縛りがあるのかについても言及されていませんし、ちょっと不安です。
[スマートWiFi]