スタバといえば、フラペチーノですが、スタバに行く方はフリーWi-Fi目当てで行かれる方も多いと思います。
今回、スタバのフリーWi-Fi「at_STARBUCKS_Wi2」についてレビューしたいと思います。
結論から言うと、セキュリティが脆弱なものの、自宅の固定回線と同様のことができました!
SSID「at_STARBUCKS_Wi2」に接続すれば、フリーWi-Fiを利用可能!
フリーWi-Fiを利用したい端末から、SSID(Wi-Fiの名前)「at_STARBUCKS_Wi2」を選択すると、上記のような画面が表示されます。
表示されないときは、ブラウザを開いてURLがhttpsから始まらない適当なサイトを開いてみてください。自動的に上記の画面に遷移します。
「インターネットに接続」ボタンを選択し、画面に書かれている内容に従うと、上記のスタバ公式サイトが表示されます。この画面になれば、インターネットに自由に接続できる状態となります。
スタバのフリーWi-Fiの回線について
Wi-Fiインフラ整備はKDDIの関連会社のワイヤ・アンド・ワイヤレスが実施している
ご存知の通り、スタバのフリーWi-FiのSSID「at_STARBUCKS_Wi2」に「Wi2」という文字列が含まれていることから、スタバのフリーWi-Fiのインフラは、KDDIの関連会社のワイヤ・アンド・ワイヤレスが担っていることがわかります。
IPアドレスなども確認しましたが、やはり、ワイヤ・アンド・ワイヤレスのIPアドレスとなっています。
ちなみに、IPv6には未対応。未対応と言っても、困ることはほとんどないので、参考までにお願い致します。
バックボーンは固定回線と思われ、非常に快適
Ooklaのスピードテストを、「at_STARBUCKS_Wi2」に接続したiPad mini 5で実施した結果が上の画像です。
RTTが10msということから、フリーWi-Fiのバックボーンは固定回線と思われます。
また、下り・上りともに60Mbps以上出ているので、フリーWi-Fiでここまでスピードが出ていれば十分でしょう。
スタバのフリーWi-Fiで動画閲覧をしてみた!
スクリーンショットを撮るのを忘れましたが、YouTubeのアプリをiPad mini 5で開いて見てみました。
感覚として、自宅の固定回線(筆者の環境はドコモ光・GMOとくとくBBのv6プラス環境)と同じような感じでYouTubeを利用できました。
音飛びやコマ落ちということもなく、スムーズに閲覧が可能です。
もちろん、iPadだけでなく、iPhoneでもスタバのフリーWi-Fiは利用できるので、 “ギガ” の消費を抑えるため、フリーWi-Fiに接続し、フラペチーノを飲みながら動画閲覧も問題ありません。
リモートデスクトップも非常に快適
埼玉県の大宮駅にあるルミネ1の地下にあるスタバのフリーWi-Fiから、iPadOS向けに提供されている「Microsoft Remote Desktop」アプリを使って、さくらインターネットの北海道・石狩データセンターにあるWindows ServerのVPSを動かしてみました。
結果として、自宅の固定回線と同じように使えました。
スクロールなどをしても、実際にローカルのWindowsマシンと同様に使えましたし、レイテンシーも気になる程ではありません。その上、操作をしてもスムーズに反映されました。
今回の検証から、スタバのフリーWi-Fiからリモートデスクトップは快適に使えるとわかりました。
セキュリティが脆弱なので、使う際にはVPNの使用が必須
このJet’s BlogでフリーWi-Fiのレビューをする際に取り上げていますが、スタバのフリーWi-Fiもセキュリティが脆弱(暗号化されていない)なので、使う際にはVPNの使用が必須です。
VPNとは、バーチャルプライベートネットワークの略ですが、特定のサーバと、端末の間を暗号化してトンネルを張る技術となっています。これを使うことで、フリーWi-Fiのアクセスポイントとの間を暗号化できるので、盗聴の危険性を避けることが可能となります。
VPNを利用できるWebサービスはいろいろとあるのですが、個人的な推しとしては、「NordVPN」がおすすめです。
まとめ
スタバのフリーWi-Fi「at_STARBUCKS_Wi2」は、まるで自宅の固定回線のように使えます。
もちろん、VPNでのセキュリティ対策を行うことが前提ですが、リモートデスクトップも問題なく使えるので、仕事でのフリーWi-Fiの利用も問題ありません。
とは言っても、スタバで客席を利用する際に、混んできたら他の方に席を譲るなどの配慮もお願いいたします。