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固定回線代替!ドコモの「home 5G」と楽天モバイルのWi-Fiルーターならどっちがおすすめ?個人的には「home 5G」がベスト!

月額3,278円でデータ通信が使い放題な「楽天モバイル」が最近人気ですよね。

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)は、主にスマートフォンで使用することが想定されていますが、楽天モバイルではモバイルWi-Fiルーター「Rakuten WiFi Pocket 2B」などが販売されている通り、データ通信端末でも利用ができます。

また楽天モバイルはSIMカードのみの提供もなされているので、Amazonなどで4G対応のホームルーターを購入し、それを使うといったことも可能です。

そこで、楽天モバイルを自宅の固定回線代わりに使いたい!という方も多くなってきましたが、なんと、2021年8月からホームルーター市場にNTTドコモが「home 5G」で参入したことを受け、自宅の固定回線代替のモバイル回線の種類が増えました。

home 5Gは店舗によっては、本体の端末代が一括0円で提供されてる店舗もあるため、一括0円購入の場合、維持費が月々サポート適用で月額3,850円となります。ちなみに、楽天モバイルでは、月額3,278円なので、かなり良いライバルとなっています。

今回、この記事では、ドコモのhome 5Gと楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)ではどちらが固定回線としておすすめなのか、といった点について言及したいと思います。

ドコモ「home 5G」と楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」を比較

今回、ドコモ「home 5G」と楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」を比較したいと思います。

比較内容 楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI) ドコモ home 5G
月額料金 月3,278円 月4,950円
初期費用 0円 3,300円
契約縛り なし なし
利用可能場所 どこでも可能 指定住所のみ
端末代 実費 実質0円
通信可能量 1日10GBまで 無制限
5G対応
プラチナバンド ×

表でまとめてみましたが、楽天モバイルよりドコモのhome 5Gのほうが高いだろ、って思われがちですが、前述の通り、home 5Gを一括0円で購入してしまえば、月々サポートの適用で月額3,850円となるので、維持費的には楽天モバイルと同レベルとなります。

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」よりも、ドコモ「home 5G」を固定回線代替としておすすめな理由

home 5Gで掴むドコモのプラチナバンドは、楽天モバイルの1.7GHz帯よりも届きやすいため

楽天モバイル資料より

ドコモのhome 5Gでは、ドコモが展開しているプラチナバンドをデータ無制限で利用できます。そのため、home 5Gを設置する建物内では、置き場所には困らないはずです。

楽天モバイルでは、プラチナバンドが展開されていないため、高い周波数帯である1.7GHz帯しか利用できません。ドコモと比較すると、建物内で電波が届きにくいときもあり、ルーターを窓際に設置しなければ、電波を拾うことができないということもあります。

楽天モバイルでは、2021年9月現在、5Gを利用できるエリアはごくわずかなため

楽天モバイルの5Gエリアマップ

上記の画像が楽天モバイルの5Gエリアの東京中心部の地図です。

黄色と水色の部分が5Gエリアですが、都市部でもごくわずかしか5Gが利用できるエリアがなく、自宅で5Gを使えることは多くの方は当てはまらないと思います。

NTTドコモの5Gエリアマップ

ちなみに、ドコモの5Gエリアマップを見ると、意外に使える場所が多いことがわかります。

home 5Gで4Gしか掴めなくても、最大1.7Gbpsの通信が利用できることもあるため

イメージ

home 5Gでは、5Gだけでなく、4G通信でも対応しています。

なお、home 5Gは、ドコモが展開するすべての周波数帯に対応しているため、異なる周波数帯を束ねて使うキャリアアグリゲーション(CA)も使うことができ、最大1.7Gbpsでの通信が可能となっています。

しかし、楽天モバイルは、4Gでは1.7GHz帯しか割り当てられていないので、最大でも400Mbpsの通信しか利用できません。

楽天モバイルでは1日10GB制限がかかってしまうものの、現時点ではドコモのhome 5Gで通信制限はなしなため

楽天モバイルでは、非公式ですが、1日10GB制限があります。10GB超過後は、3Mbpsのスピードしか出なくなってしまいます。

3Mbpsでも、動画閲覧やZoom、リモートデスクトップは基本的にできますが、ファイルのダウンロードにはストレスを感じるほどです。

しかし、ギガ単位でのファイルのダウンロードをしたり、Windows Updateなどが始まってしまうと、1日10GBで足りないこともあるかもしれません。

ドコモのhome 5Gは、1日10GB制限などは特にない、完全なデータ無制限となっています。これは、4Gと5G接続関係なしで無制限となります。

2021年9月現在、ドコモのhome 5Gでは完全なデータ無制限となっていますが、過度な通信量を流すユーザーには、通信制限をかけるということもあるそうです。しかしながら、今の所、実施されていません。

楽天モバイルでは端末の設定は自分でしなければならないから

イメージ

楽天モバイルでモバイルWi-Fiルーターや4Gネットワーク対応のホームルーターを使う場合、自分で設定が必要です。

中には、楽天モバイルの自社回線を安定して使えるようにする、 “バンド固定” といった作業もしたほうが良いこともありますし、知識が求められます。

しかし、ドコモのhome 5Gは、SIMカードを入れてコンセントに挿せば、インターネット接続ができるようになるので、設定が面倒くさい方や、設定に自信がない方は、home 5Gを選んだほうがベターです。

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」よりドコモの「home 5G」のほうがメリットが多い

ここまで、ドコモの「home 5G」と楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」について比較してきましたが、全体的にドコモのhome 5Gのほうがメリットが多いと思っています。

どちらかというと、楽天モバイルは、携帯電話やネットワークに知識がある方向けで、ドコモのhome 5Gは、初心者向けとも言えます。

また、楽天モバイルのSIMカードを入れたWi-Fiルーターを使うときは、楽天モバイルの電波の都合上、使いたい場所で自社回線の電波を拾えるとは限りません。しかし、ドコモのhome 5Gはプラチナバンドに対応しているので、比較的、Wi-Fiルーターの置き場所は融通が効くと思います。

ただ、楽天モバイルは、UQ WiMAXであるような、お試しプログラムがないので、自社回線のエリア内でも使えるかどうかについては、博打という可能性も無きにしもあらずです。

楽天モバイルよりも、ドコモのhome 5Gのほうが料金が高いですが、確実に電波を掴みたい場合は、ネットワーク構築に定評があるドコモのhome 5Gを選ぶほうが得策でしょう。

ドコモのhome 5Gを買うなら、一括0円のお店で!

ドコモのhome 5Gは、ドコモショップだけでなく、量販店などでも取り扱われています。

ヤマダデンキでは、期間限定でhome 5Gの端末が一括0円にて販売されています。その場合、本来なら割賦で購入した端末代から割り引く、「月々サポート」という割引サービスがそのまま残って適用されるので、月額3,850円となります。

しかも、割賦購入でなく一括0円で購入すると、特に負担なしで解約できるというのがメリットとなります。使わなくなったり、やっぱり固定回線に乗り換えたいときに、気兼ねなくhome 5Gを辞められるというのは精神的にも良いはずです。



↑インターネットでhome 5Gを購入されたい方は、上のページからどうぞ。

まとめ

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」とドコモの「home 5G」についていろいろと見てきました。

個人的には、一括0円キャンペーンが量販店で続くなら、「home 5G」がベターだと思います。しかし、楽天モバイルは端末を自分で用意さえすれば、使わない月は料金を下げることもできますし、自宅以外でも使えるのが魅力的です。

とは言っても、ドコモの「home 5G」は一括0円で購入さえすれば、自宅でデータ無制限が使えるというのも悪くはありません。

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」とドコモの「home 5G」のどちらかを取るかは、この記事を読んだあなた次第です。

筆者は、池袋のヤマダデンキでhome 5Gを予約したので、実機を入手し次第、レビューしたいと思います。

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