最近、CMでよく流れる楽天モバイルですが、スマートフォンだけのものと思わないでください。楽天モバイルは、データ通信のみの利用も可能で、対応するモバイルルーター(いわゆるポケット型Wi-Fi)も展開されています。
もちろん、楽天モバイルは、月額3,278円でデータが使い放題となるので、月額5,000円弱する光回線や携帯キャリアが展開するホームルーターの契約も不要です!楽天モバイル対応機器にSIMカードを入れれば、固定回線代わりの利用も可能です!
今回は、楽天モバイルを固定回線として利用する方法などについて、いろいろと書いていきます。
楽天モバイルは、月額3,278円でデータ使い放題!
楽天モバイルで2023年6月現在展開されている「Rakuten最強プラン」では、段階制のプランとなっており、月額3,278円で、データを無制限で利用できます。
楽天モバイルでは、1プランのみしか展開されておらず、ユーザーすべてがこの料金プランに加入します。
以前のプランに比べて、パートナー回線による5GB制限が撤廃されて、大幅改善となりました。
「Rakuten最強プラン」は、スマートフォン・タブレット(iPadなど)・モバイルWi-Fiルーターで共通となっています。データ通信専用プランはありませんので気をつけてください。
楽天モバイルを固定回線として利用するには?
モバイルWi-Fiルーター単独で使用
写真は、スターバックスで撮ったものですが、楽天モバイルのSIMカードをモバイルWi-Fiルーターに挿入することで、インターネット回線が利用できます。
楽天モバイルの電波さえ届けば、モバイルWi-Fiルーターでの利用は、どこでもインターネットが使えます。
もちろん、自宅でも電波が届けば、楽天モバイルを固定回線代わりとして使える上、モバイルWi-Fiルーターを持ち出せば、ドトール・スタバなどのカフェ、電車・新幹線でもインターネットに接続できます。
公式対応端末として、「Rakuten Wi-Fi Pocket」が展開
対応端末としては、楽天モバイルが展開しているモバイルWi-Fiルーター「Rakuten Wi-Fi Pocket」が利用できます。
こちらは、楽天モバイルで販売されており、キャンペーンによっては、実質無料で購入できることもあります。
ただし、スペックが低い端末となっているので、個人的にはあまりおすすめできませんが、公式が発売する端末を使いたい!という方は、「Rakuten Wi-Fi Pocket」を検討してみて下さい。
メルカリなどでも楽天回線を使える高性能モバイルWi-Fiルーターをゲット可能
メルカリやヤフオク!などでは、楽天モバイルの回線を利用できるモバイルWi-Fiルーターが販売されています。
筆者のおすすめとしては、1万円弱で購入できるKDDI系のモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi 5G X11」です。楽天モバイルでは、設定をすることでSpeed Wi-Fi 5G X11を利用でき、さらには、5Gも使えてしまう品物です。
また、設定が難しい方は、メルカリで楽天モバイル向けの設定を済ませたモバイルWi-Fiルーターが多数展開されていますので、そちらも検討してみて下さい。
モバイルWi-Fiルーターと据え置き型アクセスポイントのセットで使用
おすすめの方法としては、モバイルWi-Fiルーターと据え置き型アクセスポイントとの併用です。
モバイルWi-Fiルーターの弱点とされる電波の出力の弱さを改善してくれ、電波出力が強い据え置き型アクセスポイントを使えば、家の隅々でもインターネット専用が利用できるようになります。
さらに、モバイルWi-Fiルーターと据え置き型アクセスポイントを有線で接続してしまえば、モバイルWi-Fiルーターの充電も自動で行われるので、モバイルWi-Fiルーター単独で使っていたよりも、電源管理が楽と言えます。
据え置き型アクセスポイントのおすすめメーカーは?
USBケーブルでモバイルWi-Fiルーターを接続可能な据え置き型アクセスポイントを展開するメーカーとして、ASUSが挙げられます。
Amazonやヨドバシ・ドット・コムなどでは、据え置き型アクセスポイントではなく、Wi-Fiルーターという形で取り扱いがなされていますが、アクセスポイントとWi-Fiルーターの機能が兼用になっていることが多いので、このような形となっています。
筆者の据え置き型アクセスポイントのおすすめは、以下の製品です。
据え置き型アクセスポイントを購入後は、「Rakuten Wi-Fi Pocket」とUSBケーブルで接続すると、楽天モバイル回線をWAN回線(バックボーン回線)として使えるようになります。
引っ越しなどで、楽天モバイルを仮の回線として使う場合、光回線が開通後に据え置き型アクセスポイントを、Wi-Fiルーターとして使うこともできるので、本格的なWi-Fiルーターを購入するのもアリです。
市販のホームルーターを購入して使用
楽天モバイルを長期的に固定回線代わりに使うなら、Amazonなどで、SIMカードが挿入できる市販のホームルーターを購入することも検討してみてください。
ホームルーターを購入すれば、モバイルWi-Fiルーターのような電源管理の手間が省ける上、据え置き型アクセスポイントとの接続の面倒もありません。
製品の中には、楽天モバイルの自社回線で使用する周波数帯(Band 3)のみを受信できる設定もあるものもあり、パートナー回線(Band 18)を利用しなくても済みます。
おすすめは、アイ・オー・データ製のWN-CS300FRです。
中には、NTTドコモが展開する「home 5G」の機器をメルカリで購入して、楽天モバイルで使う方もいますが、こちらの場合、APN設定を行うことで、home 5Gの機器でも楽天モバイルが使えます。しかし、機器の特性上、パートナー回線は利用できませんので、気をつけてください。
楽天モバイルを固定回線として使う際の注意点・デメリットは?
モバイルWi-Fiルーターだと、電波出力が弱いので、使いたい場所で使えないことも
前述の通り、モバイルWi-Fiルーターの弱点としては、電波出力が弱いことが挙げられます。
モバイルWi-Fiルーターでの固定回線代替は、単身世帯なら問題ないと思いますが、複数人でモバイルWi-Fiルーターを使う場合、かなりキツくなってしまうことも想定されます。
やはり、複数人で楽天モバイルの回線をシェアして使うなら、据え置き型のアクセスポイントもしくは、市販のホームルーターを購入して使うのがベターです。
楽天モバイルは1日10GB超過後は通信制限も…
楽天モバイルは、公表されていないものの、1日10GBの通信を行うと、通信制限がなされます。制限後は、2〜3Mbpsまで低速化するので、使い方によっては、支障が出る恐れがあります。
1日10GBというと、すぐには達しない、というイメージもありますが、最近のNintendo Switchなどのゲームのダウンロード・アップデートは、10GBを超えるファイルになることもあるので、ゲームを積極的にプレイされる方は、楽天モバイルの使用にあたっては、注意してください。
光回線ではないので、ある程度の遅延があり
楽天モバイルは、電波を使った携帯電話サービスです。そのため、光回線のような、低レイテンシー(遅延)を実現することは不可能です。
そのため、楽天モバイル回線でオンラインゲームをプレイしたときに、ゲームに支障が出ることも考えられます。
FPSゲームなどを頻繁にプレイする方は、やはり、光回線を引いたほうが良いと思います。
楽天モバイルは、入院・短期出張時に最適!
楽天モバイルは、入院・短期出張時において、非常に便利と言えます。
特に、入院にあたっては、病院にフリーWi-Fiなどが通っていることは少ないので、楽天モバイルは良い選択肢の一つです。
楽天モバイルの電波され受信できれば、月額3,278円でインターネットが使い放題の上、YouTubeなどの動画閲覧も楽しみ放題です。もちろん、ノートPCを持参すれば、入院しながらリモートワークもできます。
筆者も、以前入院した際、楽天モバイルの回線を持参しました。iPad mini 5を病院で使い、YouTubeやニコニコ動画、リモートデスクトップでのVDI使用で仕事をしたり、楽天モバイルはかなり重宝しました。
楽天モバイルは契約縛りがないので、解約はいつでもOK
楽天モバイルは、契約期間の縛りがありません。入院や短期出張時などしか使わないときは、いつでも解約可能です。
また、月3GBまでの利用なら、月額980円で維持もできます。
月額980円での維持なら、使うときには使って、使わないときは使わないというメリハリもしっかりと決められます。
まとめ:楽天モバイルを固定回線代わりにするのはおすすめ!
楽天モバイルは、普段から固定回線の代替に使用できることはもちろん、入院・短期出張時にも非常におすすめです。
ドコモなどのホームルーターよりも安い月額3,278円で利用できる上、1日10GB制限はありながらも、実質無制限で使えるのは、とても嬉しいです。
楽天モバイルでは、モバイルWi-Fiルーターや市販のホームルーターを購入する必要がありますが、その分、お安く使えます。
なお、楽天モバイルは、新規契約の事務手数料も無料です!