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楽天モバイルの5G対応ホームルーター、2022年12月に提供!― 海外メディア報道

楽天モバイルは、2022年12月に、同社の携帯電話ネットワークを利用した固定無線アクセスサービス(FWA)サービスを開始すると、同社のタレック・アミンCEOが明かしたようです。この情報は、海外メディアの報道に基づくものです。

筆者の推測では、関連機関への認証から、FWAサービスは、「Rakuten Turbo5G」という名称で展開されるものとしています。

FWAとはそもそも何?

早い話、固定無線アクセスサービス(FWA)とは、携帯電話ネットワークなどの無線を利用したデータ通信サービスです。

もう既に、日本では、NTTドコモが「home 5G」、ソフトバンクが「SoftBank Air」にて、FWAに相当するサービスが展開されています。

今回、タレック・アミンCEOが、楽天モバイルでも、FWAを開始すると明かしたことから、楽天モバイルも、「home 5G」や「SoftBank Air」に類似するサービスを提供するようです。

サービス名称は、「Rakuten Turbo5G」?

既に、弊サイトにて「Rakuten Turbo5Gって?楽天モバイルが出すとされる5G対応のホームルーターです!」とお伝えしているように、楽天モバイルは、関連機関認証に「Rakuten Turbo5G」という名称のルーターを通しています。

Rakuten Turbo5Gについては、以下の通り。

  • おそらくホームルーター
  • フィンランド・Nokia製
  • 楽天モバイルの4G・5G(Sub-6・ミリ波)に対応
  • KDDIローミング(パートナー回線)は非対応
  • Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応
  • 本体価格・通信料金は不明

スペック的にも、「home 5G」などのルーターに、ミリ波対応しているというのが大きな特徴です。

料金は他社よりも安く、2022年12月に開始の模様

海外メディアの報道によると、楽天モバイルのタレック・アミンCEOは、「FWAを家庭に届けるための当社のコスト構造は、世界で最も低いものの1つになるだろう」と語っています。

既に、NTTドコモが提供している「home 5G」は約5,000円ですので、それよりも安くなると考えられます。

楽天モバイルでは、2022年6月現在、スマートフォン向けに料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を提供していて、無制限の利用(非公式には実質的に1日10GB)では、月額3,278円となっています。

今回のタレック・アミンCEOの発言と、現状の楽天モバイルの料金プランから、FWAサービスは、安くても月額3,000円弱になる可能性もあります。

仮に、FWAサービスが月額3,000円弱になるとしたら、NTTドコモの「home 5G」、ソフトバンクの「SoftBank Air」よりも大幅に安くなり、ホームルーター形態での提供となるので、楽天モバイルの電波さえ自宅に入れば、競合他社よりも、価格面・スペック面で大幅に優位に立つはずです。

なお、世界的な半導体不足に伴い、宅内装置の納入に時間がかかっているため、楽天モバイルのFWAサービスの開始は、2022年12月となるようです。

まとめ:楽天モバイルの電波さえ入れば「Rakuten Turbo5G」は最強では?

Rakuten Turbo5Gについては、2020年頃より、一部ガジェットクラスタの間で噂となっていました。

しかし、今回の海外メディアの報道で、噂が本当であることが明らかとなりましたが、競合他社よりも安価な料金で提供されるのは、期待すべきでしょう。

ホームルーターは、当然ながら、持ち運びをしないので、自宅以外のネットワークの心配をする必要がありません。自宅に電波さえ入ってしまえば、NTTドコモもソフトバンクも楽天モバイルも関係なく、インターネットが使えるので、楽天モバイルの電波が利用できれば、競合他社のホームルーターはほぼオワコンと化す可能性が高いです。

個人的には、楽天モバイルのホームルーターの話題は、もっと報じられるべきです。場合によっては、ライトユーザーなら、NTT東西のフレッツ回線を使った光コラボレーションのサービスからも、乗り換えが考えられます。

2022年12月よりサービス開始の楽天モバイルのFWA、筆者の中では、盛大に期待したいと思います!

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