この記事のポイント
- NTTドコモのプロバイダ「mopera U」は、5G契約では利用できません。 5G契約に変更すると自動解約になります
- 2026年現在もこの状況は変わっておらず、5G契約で使えるプロバイダはspモードのみです
- グローバルIPアドレスやポート制限の自由度が必要なパワーユーザーには厳しい状況が続いています
先日、NTTドコモの4Gスマートフォンでのメイン回線をソフトバンクへMNPしました。その際にドコモのメイン回線に紐付いていて、モバイルWi-Fiルーターで使っていたデータプラス回線を、「5Gギガホ プレミア」にプラン変更しました。
僕は、データプラス回線で、知る人ぞ知るドコモのプロバイダ「mopera U」を使っていましたが、5G契約に変更したところ、mopera Uは自動解約になりました。 また、5G契約では、mopera Uが利用できないようです。

今回は、mopera Uについていろいろ書きますが、ドコモユーザーとしては残念な結果となってしまいました。
そもそも、「mopera U」とは?
mopera Uとは、NTTドコモが提供するスマートフォン・モバイルWi-Fiルーター向けのインターネットプロバイダです。
すでにドコモではスマホ向けに「spモード」を展開していますが、mopera Uは、ITに詳しい方向けのプロバイダとなっていて、パワーユーザーにはさまざまな面で痒いところに手が届く仕様でした。
通常の固定回線でのプロバイダの仕様をモバイル回線でも実現したのがmopera Uです。
mopera Uの特徴は以下の通り。
- PCで使用することを前提とした仕様
- グローバルIPアドレスの付与
- APN設定でセキュリティフィルタリングなしを選択可能
- 特定のポートを使用可能
- シンプルプラン・U スタンダードプランにおいて、月額550円(税込)の追加でフレッツ回線のISPサービスを利用可能
mopera Uは、ドコモ回線において回線の自由度が高いことから、パワーユーザーにとってはかなり使い勝手が良いモバイル通信サービスでした。
しかし、5G契約では、このmopera Uが利用できなくなるのです。
5G契約にすると、mopera Uは強制解約!フレッツのISPで使っているユーザーも同様に
埼玉の大宮のドコモショップで5G契約への変更手続きをした際、ドコモショップの店員さんがさらりと「5Gではmopera Uが使えないので、廃止となります」と言いました。
僕は、4G契約の際にモバイルルーター「SH-52A」でmopera Uを使っていましたが、実際にはオンラインストレージへのファイルアップロード程度だったので、グローバルIPアドレスはあまり意味がありませんでした。
しかし、ポート制限の自由度から、パワーユーザーにとってはmopera Uが使えなくなると困る方も多いはずです。
また、mopera Uでフレッツ光(NGN回線)のプロバイダオプションを利用している方も、5G契約への変更で利用できなくなります。
ドコモさん、これはひどすぎませんか?
5G契約では、プロバイダはspモードのみの利用に

ドコモ本家の5G契約で利用できるプロバイダは、spモードのみです。
spモードは、単にインターネット接続を利用するだけなら問題はありませんが、以下のような不便さがあります。
- プライベートIPアドレス付与
- ポート制限あり
- NATの仕様などで不都合なこともあり
- フレッツ光(NGN回線)のISPサービスはなし
spモードでは、プライベートIPアドレス付与で、パワーユーザーの方が困る場面もあります。ポート制限もあり、mopera Uで享受できた自由さがspモードでは全くありません。
5Gギガホの無制限は便利なのに
5Gギガホの無制限プランは、動画サイトの閲覧もファイルのダウンロード・アップロードも気兼ねなくできて "神" としか思えません。
繰り返しとなりますが、僕はspモードでも困りませんが、パワーユーザーは5Gの無制限プランでmopera Uを使いたいはずです。
5Gで無制限を提供できることから、本来なら自宅での固定回線の代替として5Gを使えるのに、mopera Uが使えないのは矛盾していると感じます。
【2026年現在】その後、状況は変わった?
2026年4月時点でも、ドコモの5G契約でmopera Uが使えない状況は変わっていません。 ドコモは「eximo」「irumo」といった新料金プランを展開していますが、いずれもプロバイダはspモードのみです。
ドコモが5G時代にmopera Uを復活させる見込みは、正直なところ薄いと推測します(あくまで推測です)。mopera Uのユーザー数が限られていたことを考えると、コスト的に見合わないという判断なのでしょう。
パワーユーザー向けの代替手段
グローバルIPアドレスやポート開放が必要なパワーユーザーには、以下の代替手段が考えられます。
- 固定回線(光回線) — グローバルIPアドレスが必要なら、素直に固定回線を使うのが最も確実
- VPNサービス — spモードのプライベートIPアドレスでも、VPNを経由すればポート制限を回避できる場合がある
- MVNOのグローバルIP対応プラン — 一部のMVNOではグローバルIPアドレスオプションを提供しているところもあります
ドコモ回線に関連する記事として、格安スマホのデメリットまとめも参考にどうぞ。
まとめ:5Gでmopera Uが使えなくなったのは今も痛い
5Gでmopera Uが使えなくなるという仕様は、2026年現在も変わっていません。ドコモのホームルーター「home 5G」でもmopera Uは使えないままです。
5Gの無制限時代には、グローバルIPアドレスの付与や緩いポート制限があれば固定回線と同様に使えるので、mopera Uが使えないのは本当にもったいないと思います。
mopera Uの加入者が少なく、運営する「手間」を考えてドコモが切り捨てた面もあると思いますが、パワーユーザーにとっては代わりのないサービスでした。





