MVNO

格安スマホのデメリットって?後悔しないように基本的に「やめとけ」と言います!

格安スマホ使ってますか?最近は、楽天モバイル参入で格安スマホ(格安SIM)業界は波乱となっていますが、まだまだ、OCNモバイルONE、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイルがありますが、それらを使っている方もいると思います。

でも、筆者は、モバイルについて何も知識がない方が、「格安スマホを使いたい」と言ったら反対します。

モバイル回線が大好物な筆者ですが、実は、一般ユーザーが格安スマホ(格安SIM)にするのは、あまりおすすめできないと考えています

今回、一般ユーザーが格安スマホをおすすめできない理由について、モバイル回線オタクが書いていきたいと思います。

一般ユーザーに格安スマホをおすすめできない理由

①大容量プランがないため、回線ヘビーユーザーは使えない

IIJmioでの料金プラン

格安スマホ(SIM)には、原則として、大容量プランが存在しません

多くても、20GBぐらいまで選択できる格安スマホはありますが、自宅の固定回線を代替できるような100GB以上のプランを提供している事業者はありません。

そのため、スマートフォンで外出中に、YouTubeなどの動画コンテンツを4Gもしくは5Gで楽しみたい方は、格安スマホだと、データ容量が足りなくなることが多いと言えます。

BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプション

もちろん、BIGLOBEモバイルのように、YouTubeなどのエンタメコンテンツが使い放題のエンタメフリー・オプションを提供している事業者もありますが、それは少数派と言えます。

自宅に固定回線でのWi-Fiがない方が、格安スマホで動画コンテンツを楽しむのは、あまりにも大変だと思いますし、自宅にWi-Fiがあっても外出先で積極的に動画コンテンツを楽しむなら、やはり、格安スマホは向いていません。

②通信が混み合う時間(平日昼休みなど)は速度が遅く使い物にならない

NTTドコモ公式サイトより

格安スマホでは、通信が混み合う時間帯(平日昼休みなど)には、通信速度がかなり遅くなります。場合によっては、3Mbpsも出ないこともありますし、平日昼休みには、動画コンテンツの閲覧も厳しくなることもあります。

これは、格安スマホ事業者が、大手キャリアから回線(帯域)の一部を借り受けて、それを小分けにしていることに起因しています。そして、小分けにした回線を、多くのユーザーに割り当てることで、格安スマホとしてサービスを展開していることからとなります。

イメージとして、図にあるように、「責任分界点」であるところが混雑すると、全体的な通信速度の低下に繋がります。

通信が混み合う時間帯の速度低下を避けたいなら、NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルと直で契約するか、UQモバイルやワイモバイルといったサブブランドを契約すれば、回避できます

しかし、どうしても格安スマホを使いたい方は、なるべくユーザーが少ない格安スマホを選ぶとベターです。ユーザーが少ない格安スマホでは、帯域に多くのユーザーが詰め込まれていることはあまりないので、穴場の格安スマホを見つけられれば最高です。

③サポート体制が貧弱

IIJmioのサイトにて

格安スマホでは、サポートをオンラインに絞ったり、最低限の店舗の展開で、経費を削減し、携帯電話料金を下げています。

そのため、格安スマホでは、大手3キャリアのような、キャリアショップの展開はありませんし、最低限の店舗では、契約申し込みのみしか受付けていないことが大半です。

サポートはオンラインで行うことが多いので、何かトラブルがあった際には、サポートセンターへ電話もしくはチャットで問い合わせることとなります。

個人的には、携帯電話に少なくとも知識がある(SIMカードの入れ替えができるなど)方は、オンラインサポートでも大丈夫ですが、携帯電話に関して何もわからない方は、オンラインサポートを受けても、問題解決が難しいと思います。

格安スマホは、やはり、「安かろう悪かろう」という言葉が当てはまりますので、充実したサポートが必要なら、高くてもドコモ・au・ソフトバンクを契約することをおすすめします。

④端末を自分で用意しなければならない

イメージ

格安スマホでは、基本的に利用する端末を自分で用意する形となります。もちろん、格安スマホ事業者でもスマートフォンは販売されていますが、大手3キャリアと異なり、 “売りっぱなし” という形が多いです。

端末の用意は、自己責任なので、格安スマホ事業者から買ったスマートフォンでも、何かあったときはメーカーでの対応となるので、面倒です。大手3キャリアのように代替機の用意もありませんし、そもそも、格安スマホ事業者の窓口で端末の不具合の対応はできません。

最近では、スマートフォン自体壊れにくくなったと言えますが、格安スマホ事業者が端末サポートを受付けないのも、格安スマホのサポートが貧弱な一面が現れてたとも言えます。

しかし、知識が少しでもある方なら、好きな端末を自由に格安スマホで使えるというのはメリットとも言えます。とは言っても、人によってその点は異なるので、気をつけてください。

⑤大人気のiPhoneは、基本的にAppleなどの直販で自分で購入

iPhone

格安スマホでもiPhoneはもちろん使えます。しかし、大手3キャリア系の格安スマホ(BIGLOBEモバイルやJ:COMモバイルなど)以外では、iPhoneは自分で用意する形となります。

もちろん、格安スマホ事業者でも、iPhoneが販売されていますが、型落ちモデルだったり、裏ルートで仕入れてきたものなので、Apple Careに入れないことも指摘されています。

また、正規サポートを望むなら、AppleでSIMフリーモデルのiPhoneを自分で購入することも必要となります。

どちらにしても、AppleでSIMフリーモデルのiPhoneを購入するのは簡単ですが、こちらも携帯電話の知識がないと手が出しづらいといえることもあります。

価格が安いからと言っても、その分、劣化サービスと言っても過言ではありません

格安スマホは、価格が安いからと言って、必ずしも、ドコモ・au・ソフトバンクと同等の通信品質にはなりません。「安かろう悪かろう」という言葉がすべてを語ります。

やはり、大手キャリアから借りた帯域を小分けにして販売しているので、どこをどうしてもキャリアには格安スマホは勝つことができません。

料金が安いのもそのような事情があります。

また、サポートを削っていたり、端末販売をなるべくせずに在庫を極力減らすということも実施しているので、月3GBが1,000円で利用できるようになっているのもそれが要因です。

格安スマホは、どこをどうしても、ドコモ・au・ソフトバンクのようなキャリアにはなりません。ある程度はわきまえる必要があります。

基本的に格安スマホ(格安SIM)は自己責任の世界

基本的に格安スマホ(格安SIM)は自己責任の世界です。

格安スマホ側では、端末にSIMカードを挿入したけど繋がらない、といった方にも対応をしますが、基本的にはユーザー側で解決してくれ、とのスタンスです。

さらには、端末は自分で用意しないといけないので、端末のサポートも原則としてありません。mineoなどでは、端末販売はされていますが、サポートはメーカーへ丸投げです。

やはり、格安スマホは難しい用語(APNなど)が多いので、スマホ初心者などにはおすすめできません。

まとめ

イメージ

格安スマホ(格安SIM)は、筆者としては、スマホ初心者にはおすすめできません。

最近では、サポートの範囲が広くなってきましたが、それでも自己責任の領域もまだまだあります。mineoのマイネ王のように、ユーザー間で教え合うサイトもありますが、それでも難しいことも十分あり得ます。

筆者は、格安スマホにしたい方がいるなら、「やめとけ」と言います

格安スマホに不安がある方は、高くてもドコモ・au・ソフトバンクがベターです

よく一緒に読まれる記事