NTTドコモより、2023年1月以降に、5Gの最新技術であるSA方式(スタンドアローン)とミリ波に対応したモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION SH-54C」の発売が発表されました!
SH-54Cは、2020年に登場したモバイルWi-Fiルーター「SH-52A」の後継機種の扱いとなります。
モバイルWi-Fiルーターが大好物の筆者は、発売日に購入予定です。
他社のインターネット回線系メディアサイトの多くが、モバイルWi-Fiルーターのことを「ポケット型Wi-Fi」と呼称していますが、語源の元となった「Pocket WiFi」はソフトバンクの登録商標の上、アフィリエイトなどでインターネットにあまり詳しくないユーザーを騙しているような印象が個人的にするので、弊サイトでは、「モバイルWi-Fiルーター」もしくは、「モバイルルーター」として紹介します。
商品特徴について
5G SAとミリ波に対応で、下り4.9Gbps・上り1.1Gbpsの通信に対応
NTTドコモが2022年より開始した5Gの最新技術である「5G SA」と、まだまだエリアは狭いながらも、高速な通信が可能となる「ミリ波」に、SH-54Cは対応します。
そのため、5Gのエリアであれば、最大で下り4.9Gbps・上り1.1Gbpsの通信に対応します。
4G環境では、「PREMIUM 4G」という名のキャリアアグリゲーション(CA)を利用することで、下り1.7Gbpsの通信に対応します。
上り1.1Gbpsの通信は、2022年10月現在、日本国内キャリアでは最速であるため、上りの速度を重視されている方なら、断然おすすめです。
Wi-Fi 6に対応で、SH-54CとWi-Fi端末との速度は2.4Gbpsに
SH-54Cは、Wi-Fi 6対応の上、SH-54CとWi-Fi接続端末との通信速度は2.4Gbpsに向上しています。
従来機種などでは、いくらバックボーン回線が速くても、Wi-Fi端末との接続帯域が1Gbps程度と限られていたので、若干物足りない印象はしました。
しかし、SH-54Cでは、Wi-Fi接続であれば、スペック値ながらも、2.4Gbpsまでの通信が可能なので、5G SAとミリ波の恩恵が受けやすいと言えます。
付属のUSB-Ether変換ケーブルを使えば、有線LAN接続も可能に
画像は、プレスリリースなどに掲載がなかったため、貼ることができませんが、付属のUSB-Ether変換ケーブルを使えば、有線LAN接続も可能となります。
これは、SH-52Aの真髄と言えた、有線LAN接続を去就したものです。
実際、SH-52Aは有線LANポートを設けたことから、発熱が問題視されていて、筆者も有線LAN接続を使っていたことから発熱問題は課題であると感じていました。
しかし、SH-54Cでは、有線LANポートを設けない変わりに、変換ケーブルを設けたことで、発熱問題を回避したものとみられます。
ただ、変換ケーブルの携帯がめんどくさいと感じる方も多くなりそうなのも事実です。
SH-54Cは誰が買うべきなの?
①法人ユーザー
SH-54Cは、ミリ波対応などの特徴から、法人ユーザーをターゲットにしていると感じます。
有線LAN接続が可能となることから、社外からの接続としても、セキュリティ的にも問題ありませんし、テレワークなどで会社の社員に配るモバイルWi-Fiルーターとしての用途も考えられます。
シャープのモバイルWi-Fiルーターの前の機種である「SH-52B」は、どちらかというと個人向けという印象がしたので、法人ユーザーにはなかなか使いづらいといった点もあったかもしれません。
余談となりますが、競合となるKDDI系のUQコミュニケーションズが発売しているWiMAX+5GのモバイルWi-Fiルーターは、法人よりも個人ユーザーもメインに据えている印象があるため、ドコモは、他社との競合があまりないと言える法人ユーザー向けに、今回のSH-54Cをプッシュすることも考えられます。
②上りの速度を重視されている方(YouTuberなど)
何と言っても、上りの速度を重視されている方には、SH-54Cは買うべきでしょう。
対応エリアにいれば、上り1.1Gbpsの通信が可能となります。
他機種となるものの、ケータイWatchの記事では、ドコモの5G SAでは、上りで40Mbps~90Mbpsという計測結果も紹介しています。
そのため、SH-54Cは、実測値として、上り50Mbps程度を期待できるはずです。
筆者が現在使っているドコモの5G対応のSH-52Bでは、5Gエリアながらも上り15Mbps程度出れば良いほどなので、5G SAで上りの速度が期待できると思うと感極まりないです。
③ノマドワーカー
筆者のようなノマドワーカーは、SH-54Cは買うべきでしょう。
ノマドワーカーは、インターネット環境が命です。ドトールやスターバックスなどのカフェのWi-Fiに頼るのもいいですが、万が一のWi-Fiが使えないケースに備えて、モバイルWi-Fiルーターは1台持つべきでしょう。
SH-54Cがあれば、フリーWi-Fiや「d Wi-Fi」などよりも速く使えるため、クラウドストレージからのダウンロード・アップロードも快適です。
SH-54Cの対象となるドコモの5Gギガホ プレミアは、競合となるUQコミュニケーションズとそのMVNOの「WiMAX+5G」対応のモバイルWi-Fiルーターよりも、月額料金が高めですが、満足度は絶対に高くなるはずです。
もし買うなら、ドコモショップでは買えない恐れが大
SH-54Cは、従来機種であるSH-52AやSH-52Bと同じく、ドコモショップで買いづらい機種となるでしょう。
最近では、WiMAX+5GのモバイルWi-Fiルーターが人気なことから、ドコモが積極的にモバイルWi-Fiルーターの販売を行っていないということもあります。
これも、以前、ドコモショップの店員さんから、「最近はドコモでモバイルルーターを買う人が少なくなった」と聞いた通り、他社でモバイルWi-Fiルーターを購入する人が増えているのも理由であると思います。
もし、SH-54Cを購入するなら、ドコモオンラインショップで購入するとスムーズに買えると思います。
まとめ:インターネットで仕事している方には最強のモバイルWi-Fiルーター
SH-54Cは、インターネットで仕事をしている方には、最強のモバイルWi-Fiルーターです。
場合によっては、自宅の固定回線のバックアップ用途にも使えるスペックを誇る他、プラチナバンドも5Gギガホ プレミア加入あれば、使い放題です
4Gを含めたエリア的にも最強ですし、通信速度的にも最強ですし、スペック的に最強です。
筆者も発売日に購入したいと思っています。購入したらレビュー記事も上げていきたいと考えています。
発売日が待ちきれないですね!
[NTTドコモ]