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Rakuten Turbo5Gって?楽天モバイルが出すとされる5G対応のホームルーターです!

NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクにはあって、新規参入の楽天モバイルにはないもの、それは、ホームルーター(据え置き型のルーター)です。

最近は、NTTドコモの「home 5G」が非常に人気ですが、月額料金は5,000円程度。月額3,278円で無制限で利用できる楽天モバイルからすると、料金はまだまだ高いと言えます。

楽天モバイルでは、ホームルーターを出すとは名言していないものの、Wi-Fi Allianceの認証に、2021年3月15日付けで、「Rakuten Turbo5G」という名称で通過しています。

今回は、「Rakuten Turbo5G」について、まとめていきたいと思います。

※2022年6月3日追記:海外メディアの報道で、楽天モバイルは、2022年12月より、FWAサービスを開始するようです。サービス名は明らかにされていませんが、この記事の「Rakuten Turbo5G」となるようです。

Rakuten Turbo5Gとは?

Nokia製とされる5Gルーター

blog of mobile様によると、「Rakuten Turbo5G」のWi-Fi Allianceの認証には、Nokiaが申請しています。そのため、Nokiaが製造を担うこととなっています。

Nokiaは、フィンランドの開発ベンダーで、5Gに関する技術は多数あります。また、楽天モバイルと新技術の開発に参加しており、楽天モバイルとの密接さも特徴です。

Rakuten Turbo5Gは、Wi-FiにおいてWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)にも対応

Rakuten Turbo5GのWi-Fi Allianceでの認証は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)でも通過しています。

最近の5Gルーターの特徴であるWi-Fi 6の対応も、Rakuten Turbo5Gで実施されていることから、5Gの高速通信さも享受できます。

さらには、ホームルーターでは、Wi-Fi 6のビームフォーミングなどにも対応することから、固定回線の代替としては十分使いうると言えます。

5GにはSub-6だけでなく、ミリ波にも対応

楽天モバイルでは、5Gにおいて、Sub-6だけでなく、ミリ波でもエリア展開を実施しています。

今回のRakuten Turbo5Gでは、Sub-6とミリ波にも対応することから、楽天モバイルの5Gはフルで利用できることが推測されます。

ミリ波の特徴上、基地局が近い場所でないと利用が難しいことが想定されますが、最近の楽天モバイルの基地局展開からすると、かなりミリ波は実用的なエリアが多いのではないかと思います。

もちろん、Sub-6では、5G専用の周波数帯なので、100Mbps以上の実効速度も期待できるはずです。

どちらにしても、楽天モバイルが今後展開を進めるであろう5Gを、Rakuten Turbo5Gでは、自宅の固定回線代わりとして使えるので、ホームルーターとして期待の1台に仕上がるはずです。

パートナー回線(au回線)には非対応

Rakuten Turbo5Gでは、楽天モバイルのパートナー回線(au回線)には非対応です。

最近は減ってきたものの、楽天モバイルはエリア展開を進める上で、KDDI(au)からネットワークを一部借りています。

そのため、楽天モバイルの自社での基地局がないエリアでは、補完的に、KDDIのネットワークが利用できる形となっていて、楽天モバイルでは、「パートナー回線」もしくは「パートナーエリア」と呼称しています。

しかし、2023年を目処に、パートナー回線を大幅に縮小することから、今回のRakuten Turbo5Gでもパートナー回線を非対応にした模様です。

どちらにしても、電波法に基づく工事設計認証においても、パートナー回線で利用するBand 18(KDDIのプラチナバンド)では通過させていたないので、ハードウェア的にもパートナー回線は未対応なはずです。

実際には、まだまだ楽天モバイルの5Gエリアはかなり狭いので、Rakuten Turbo5Gの恩恵はまだまだ

2022年4月現在、楽天モバイルの5G対応エリアは、かなり狭いと言えます。

エリアマップを楽天モバイルのサイトから引用しましたが、黄色の場所しか5Gは使えません。

一方、NTTドコモの5G対応エリアは以上の通りです。

これらから、楽天モバイルの5Gエリアは狭いと言えます。この状態で、Rakuten Turbo5Gを出したとしても、消費者からクレームが殺到するのではないでしょうか?

Rakuten Turbo5Gの価格とは?

Rakuten Turbo5Gの本体価格・通信料金は現時点では不明です。

あくまでも、Wi-Fi Allianceと電波法に基づく工事設計認証だけの情報なので、はっきりとしたことはわかりません。

しかし、Rakuten Turbo5Gは、楽天モバイルのユーザーを増やす目的で、Rakuten Wi-Fi Pocketのように、無料もしくは、ポイント還元で実質無料の本体価格の設定になると思います。

また、通信料金は、既に展開されている楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」の料金設定を引き継ぐか、それよりも安い料金設定になるはずです。いずれにしても、月額3,000円台で無制限で利用できる可能性が高いと言えます。

Rakuten Turbo5Gは、今後どうなるの?

Rakuten Turbo5Gは、Wi-Fi Allianceと電波法に基づく工事設計認証を通ったことから、発売される可能性が高いと言えます。

しかし、Wi-Fi Allianceと電波法に基づく工事設計認証の通過には、もちろんお金がかかるので、発売される可能性が高いと言えますが、本商品として展開されるには性能が至らず、Rakuten Turbo5Gが発売されないことも考えられます。

これも、憶測での話なので、楽天モバイルから突如、Rakuten Turbo5Gが商品ラインナップに入ることもあり得ます。

いずれにしても、このRakuten Turbo5Gはブラックボックスでの段階です。

まとめ


Rakuten Turbo5Gは、楽天モバイルから発売が期待されるホームルーターです。

楽天モバイルのパートナー回線には対応せず、楽天モバイルの自社回線しか利用できない商品ですが、5GのSub-6とミリ波に対応していることから、楽天モバイルの5Gネットワークをフルに活用できる商品です。

料金設定も、既に展開されている「Rakuten UN-LIMIT VI」から、月額3,000円台で無制限のデータ通信が利用できると予想されます。

しかし、Wi-Fi Allianceと電波法に基づく工事設計認証を通過したとの情報だけですので、発売に至らない可能性もあり得るので、今回はあくまで憶測でのお話となります。

[blog of mobile]

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