2021年11月ぐらいから、NTTドコモの5G対応モバイルWi-Fiルーター「SH-52A」を使っています。
既に、新型モデル「SH-52B」がドコモから提供されていますが、現在、ドコモの5Gネットワークでミリ波が利用できるモデルは「SH-52A」のみ。筆者もミリ波目当てで、SH-52Aを使っています。
しかし、SH-52Aに挿しているドコモのSIMカードは4G契約。5Gはまだ利用できていませんが、モバイルルーターとしての使い勝手をいろいろと書いていきたいと思います。
モバイルルーター自体、あまり製品にノウハウがないシャープが手掛けている上、「ミリ波」というまだまだ高い技術が求められる電波を使っていることから、あまり使い勝手が良いとは言えません。
正直言って、同じ5Gルーターでも、サムスンが手掛けるau 5Gが利用できる「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」のほうが使い勝手が良いのは事実です。
今回は、愚痴を含めていろいろとSH-52Aのことについて書いていきます。
ここが良い!
4Gネットワークでもかなり速い
SH-52Aでスピードテストを、東京・池袋のコメダ珈琲店東池袋一丁目店にて、2022年2月3日13時に、Speedtest by Ooklaで行ってみましたが、4G接続にも関わらず、かなり快適です。
ここまでスピードが出ていれば、5Gも必要ないと思いますし、動画閲覧はもちろん、重たいファイルのダウンロード・アップロードも快適です。
もちろん、5Gの「5Gギガホ プレミア」を契約していれば、データ無制限で利用できるので、日本一快適なモバイルWi-Fiルーターと言えるでしょう。
有線LANポートがあるのが便利
何気に便利なのは、SH-52Aが備える有線LANポート。
有線LANポートがあるレッツノートなどと接続できますし、Wi-Fiの混線を防ぐこともできます。もちろん、速度もかなり出るので、SH-52Aに有線LANポートがあるのは非常に便利です。
最近は、ドコモでもホームルーター「home 5G」が展開されていますが、外出が多い方で自宅にたまにしかいないという方が、有線LANポートを使うことで、自宅の固定回線の代替としてSH-52Aを使えるのもメリットだと思います。
ドコモの保証外ですが、スイッチングハブも使える模様です。Wi-Fiもいいですが、デスクトップPCとの接続も考慮できるのもSH-52Aの魅力の1つです。
Wi-Fi 6に対応してるのもナイス
地味に助かるSH-52AのWi-Fi 6での対応。
せっかくのミリ波対応なのに、従来のWi-Fiのままだと高速なデータ通信をフルに活かせません。Wi-Fi 6にSH-52Aは対応しており、規格値では1201Mbpsまで通信可能なので、5Gの醍醐味であるミリ波のポテンシャルを活かせるのも嬉しいポイントです。
また、複数台接続も安定しているので、自分だけでなく、家族のスマートフォン・タブレット(iPadなど)・モバイルノートPCも接続可能なのも嬉しいですね。
今回のSH-52Aは、シャープ製で若干難があるかもですが、ハードウェア的には、16台もの複数台接続が可能なので、法人向けの利用も安心です。
ここがダメ!
本体のサイズがでかすぎる
スマートフォン(motorola edge 20)とSH-52Aを並べて写真を撮ってみましたが、SH-52Aは相変わらずでかいです。
また、au 5Gが利用できる競合商品「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」と比較してみましたが、こちらも大きさがすごく目立ちます。
実際に使ってみると、そこまで大きさは気にならないと個人的には思いますが、SH-52Aの大きさに関して、気になる方はかなり気になると思います。
今はオンライン授業が増えている関係で、大学生の方が、普段はインターネットでオンライン授業を受けて、たまに大学に行って対面授業を受ける際に、モバイルノートPCとセットで持ち運ぶときは、かなり邪魔になるのも否定できません。
ビジネスマンの方も、そこまでモバイルWi-Fiルーターに思い入れがない方も、邪魔だと感じることもあると思います。
バッテリーの減りが速い
SH-52Aは、バッテリーの減りが恐ろしいぐらい速いです。
競合の「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」では、近所のドトールで2時間半ぐらい使っていても、バッテリー残量が残り80%程度になっていますが、SH-52Aでは、バッテリー残量は、30〜40%までとなっています。ちなみに、SH-52Aは4G接続です。
後述する発熱問題も抱えていることから、ハードウェアが少しおかしい点もあるかもしれません。ドコモの5Gルーターとしては初号機なので、製造元のシャープには5Gに関するノウハウがないからかもしれません。(やっぱり政治的に何もなければ、ファーウェイ製がよかったのに…)
そのため、SH-52Aを使用する際には、モバイルバッテリーが必須です。
アップデートで改善されたものの、発熱問題も存在
SH-52Aが発売された当初、多くのユーザーが指摘していた発熱問題。
筆者がSH-52Aを使い始めたのは、2021年11月からなので、発熱問題にはあまり巡り合わなかったのですが、それでも、気にはなりました。
SH-52Aでは、頻繁に品質改善という名のソフトウェアアップデートがあったので、それで発熱問題が少し落ち着いたかもしれませんが、有線LANポートを使用した際には、やはり、発熱がひどかったです。
シャープ自体、ファーウェイやNECと比較して、モバイルWi-Fiルーターのノウハウがあまりないことから、どこかしらで “無理” をしてしまったんでしょうけど、これはひどいとしか言えません。
SH-52Aで言いたいこと
本来なら、ファーウェイに5Gルーターを作ってほしかった

政治的に何もなければ、NTTドコモは5GのモバイルWi-Fiルーターの製造先として、ファーウェイを選択しているのだと思います。
やはり、ファーウェイは、モバイルWi-Fiルーター黎明期よりルーター製造を行っている上、日本市場には安定して製品を供給しています。さらには、5Gの特許も多数持っていて、ファーウェイが5Gミリ波対応のモバイルWi-Fiルーターを出したら、完璧な商品になると思います。
しかし、アメリカのトランプ元大統領のせいで事情が変わり、ドコモはシャープに委託することにしたんだと思いますが、SIMフリースマホ「AQUOS sense5G」でも不具合が発生しているシャープを選んだのは、「仕方ない」という事情があるのだと思います。
KDDIは、ファーウェイの代わりにサムスンを選択しました(au 5G向けのGalaxy 5G Mobile Wi-Fiはサムスン製)が、サムスンと蜜月関係があったからと思われます。
ドコモも、2010年の「Galaxy S」投入当初から付き合いがあったサムスンにモバイルWi-Fiルーター製造をお願いすればよかったんですが、いろいろと事情があって “仕方ない” 一面があるのでしょうか。
サムスンのGalaxy 5G Mobile Wi-FiとSH-52Aを併用している人間からすると、シャープのダメダメさは切実につらいです。
シャープ以外で、ミリ波対応の新型ルーターが欲しい
筆者は、ドコモのシャープ製のホームルーター「home 5G」も使っていますが、ソフトウェアで問題があり、1週間に1回程度、Wi-Fi接続ができなくなり、シャープには呆れています。
できれば、ファーウェイに5GのモバイルWi-Fiルーターを製造してほしいんですが、中国もあれですし、無理なのはわかっています。でも、シャープの技術力は大したことがないのは本当につらいんです。
ドコモの5GモバイルWi-Fiルーターは、シャープしか選択肢はありませんし、4G向けルーターを展開していたNECも、KDDI陣営に積極的に手を入れていることを踏まえると、ドコモを見限ることがいいんでしょうけど、地方でもエリアが広大なドコモの4G・5Gは使えないと困ります。
筆者のように、オタク女子向けニュースサイトで、大容量ファイルのダウンロード・アップロードを頻繁に行うのは、通信制限が厳し目なKDDI系のWiMAX+5Gはダメダメです。
できれば、シャープ以外に5Gのミリ波対応のモバイルWi-Fiルーターを製造してほしいとしか言いようがありません。
まとめ:SH-52Aは、ミリ波対応のモバイルWi-Fiルーターとしては貴重
SH-52Aは、モバイルWi-Fiルーターとして数少ない5Gミリ波対応です。
ミリ波は、まだまだ使えるエリアは限られるものの、今後のことを考えると、ミリ波対応ルーターを購入するのがベターだと思います。
筆者もミリ波のことを踏まえて、ヤフオクで購入しましたが、まだまだポテンシャル開花までは至らないです。
でも、ドコモのデータプランは、かなり使い勝手がいい上、モバイルWi-Fiルーター業界ではSH-52Aは最強です。モバイルバッテリーが必須なのはつらいですが、 “なんちゃって5G” (既存周波数帯からの5G転用)がないドコモの5Gが使えるのは、インターネットで仕事する人間からは魅力的です。
筆者も、今後も長く使っていきたいと思いますが、果たしてどこまで使えるのでしょうか。