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バルミューダのスマホ「BALMUDA Phone」がダサい!やる気は感じられるものの、これは投げ売りは確定路線か?

先日、家電で人気を博しているバルミューダより、スマートフォン「BALMUDA Phone」が発表されました。

一言いいですか?正直言って、ダサくて購買意欲がそそられません。お値段が10万円弱。後述しますが、スペック的にもXiaomiやOPPOの4万円台の機種と変わらないということで、誰がこのスマホ買いますか?

しかし、バルミューダのやる気が感じられるのは事実です。結論をもう言っちゃいますが、スマホへのアプローチの仕方が下手なのでは?と思いますね。

バルミューダのスマホ「BALMUDA Phone」について

バルミューダのスマホ「BALMUDA Phone」について見ていきましょう。

特徴

“どこにも直線がない唯一のスマートフォン”

バルミューダの寺尾社長曰く、現在のスマートフォンに対して「自分にはほとんど同じに見える」「あまりにも種類が用意されていない」と問題点を指摘。「選択の自由がスマホ業界では用意されていないことを長年感じていた」と感想を述べています。やはり、そのようなフラストレーションから、今回の「BALMUDA Phone」を手掛けるきっかけになったそうです。

デザインは寺尾社長が実施。0.1インチ刻みでモックを作り、4.8インチがベストと判明したものの、部品の都合上、やむなく4.9インチに仕上げたとのこと。

今回の「BALMUDA Phone」は持ちやすさを意識したことから、曲線を描く背面を採用したそうです。その結果、どこにも直線がない唯一のスマートフォンに仕上がったようです。

カラーはブラックとホワイトを用意

「BALMUDA Phone」では、河原に落ちているような石を意識して、背面を少しざらついた質感に仕上げました。

バルミューダ曰く、「半年〜1年使うと、味わい深くなるような特殊の仕上げを実施している」そうです。

ホーム画面や独自アプリを多く搭載

OSはAndroid 11を搭載するものの、「BALMUDA Phone」独自のホーム画面や独自アプリを搭載しています。

スケジューラアプリは表示範囲を1日から1年まで、シームレスに伸び縮みするような機能を搭載。

一方、メモアプリはトレーの中でメモの縁に色を付けて、場所を移すことが可能で、メモの位置を視覚的に覚えておくことができます。

カメラアプリは、料理のルックスだけではなく、香りや熱さなどのシズル感も表現することのできる料理モードや夜景モード、人物モードなどの撮影に対応。

計算機アプリは、他のスマホに搭載されているデフォルトアプリと異なり、3桁コンマ表示、億や万の漢字表示の切り替えや現在のレートでの為替計算などができます。

スペック

OS Android 11
サイズ 約69x123x13.7mm
重さ 約138g
ディスプレイ 約4.9インチ
フルHD (1920×1080ドット)
カメラ 48MP
フロントカメラ 8MP
プロセッサ Snapdragon™ 765
GPU Adreno 620
メモリ 6GB
ストレージ 128GB
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 2.4/5GHz
ネットワーク 5G
n3/n28/n77/n78
4G
LTE Band 1/2/3/4/8/12/17/18/19/28/41/42
3G
Band 1/2/4/5/8
GSM
850/900/1,800/1,900MHz
最大通信速度 5G
1.8Gbps/159Mbps
4G
722Mbps/46Mbps
バッテリー 2,500mAh
接続端子 USB Type-C
FeliCa あり
防水 あり(IPX4)

スペック的には、ミドルレンジクラスです。

イメージするなら、OPPOの「Reno5 A」や、Xiaomiの「Mi 11 Lite 5G」より、若干劣っている感じでしょうか。

とは言っても、スペックとしては、日本国内で一般で販売されているものにおいて、4万円台のものとなっています。

価格

ソフトバンクオンラインショップまたは、ソフトバンクショップ(直営店)で購入する場合の価格の例として、総額が143,280円(現金販売価格/割賦販売価格)で、分割が月2,985円×48回(支払回数48回/払期間49か月/実質年率0%)となります。

また、48回払いで購入し25ヶ月目にソフトバンクへ機種を “お返し” する「新トクするサポート」の適用では、総額71,640円(月2,985円×24回)で利用できるとしています。

なお、SIMフリーモデルの価格は104,800円とのこと。

筆者の感想

スペックはミドルレンジモデルなのに、10万円は高い!

今回のバルミューダのスマホ「BALMUDA Phone」は、正直言って高いです。

スペックがOPPOの「Reno5 A」のような感じなのに、10万円を払うのはバカバカしいと言っても過言ではありません。その上、ソフトバンクで購入すると、14万円は異常ですよ。

デザイン代でこのような価格になったと思いますが、初期ロットの発注は京セラにどのぐらいしたんでしょうか?何台売れるかわかりませんが、スマートフォンについて門外漢なバルミューダはちょっとどうかと思います。

デザインがダサい

「BALMUDA Phone」のデザインですが、自己陶酔感が感じられます。

今までのスマートフォンにはないデザインにチャレンジしたようですが、しっかりとマーケティングした上でこのようなデザインにしたんでしょうか?

もちろん、Appleと似たような、 “新しい世界に切り込んでいく” 、ような印象もありますが、Appleとバルミューダが違うのは、Appleはコンピュータ関連の製品は実績があるものの、バルミューダは家電のみ。

前述の通り、バルミューダはスマートフォンなどのIT機器には門外漢です。ノウハウも何もない、スマホ業界へ参入するにあたって、マーケティングは必須なはずです。

ただ、バルミューダは家電で実績があるのはわかっていますが、何もノウハウがない業界に、業界の価格を無視した、スペック的にミドルレンジモデルのスマホを10万円で出すのは異常ですよ、マジで。

もちろんやる気は感じられるものの…

ここまでボロクソに言いましたが、もちろん、バルミューダの今回のスマホにおいて、やる気はしっかり感じられます。

問題なのは、そのやる気のベクトルが違うという点です。

バルミューダが製造を委託してる京セラも、バルミューダは止められなかったんでしょうか?

これは、ソフトバンクから投げ売りは期待できるかも

今回のバルミューダの「BALMUDA Phone」ですが、売れるとは思いません。

売れなかったら、ソフトバンクから投げ売りが期待できるかもしれません。

思いっきり値段が下げられて、MNPで一括1円で販売も…?期待できちゃうかもしれませんね。

まとめ

筆者は新しいモノ好きですが、今回の「BALMUDA Phone」は全然物欲が沸きません。

バルミューダのやる気のベクトルは変な方向に向いているのは明らかですし、ミドルレンジモデルのスペックを10万円で出すのは異常と言っても過言ではありません。

期待できるのは、ソフトバンクによる投げ売りだけですね。

もし、投げ売りされた場合、バルミューダのブランドも悪いイメージがつくのは間違いないと思います。

やはり、餅屋は餅屋という言葉が物語っているはずです。

[バルミューダ]

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