皆さん、楽天モバイルはご存知でしょうか?高止まりのスマホ料金を下げることを使命に、自社で基地局を展開し携帯電話サービス提供を行っている会社です。
楽天モバイルというと、スマートフォンの印象が強いですが、実は、モバイルWi-Fiルーターの取り扱いもあります!しかもお手頃価格で、初期費用も抑えられるのもベストです。
楽天モバイルのプランは1プランしかありませんが、データ無制限(1日10GBまで高速通信可能)のプランなら、月額3,278円で利用可能です!
今回は、モバイルWi-Fiルーターで楽天モバイルの回線をおすすめする点についていろいろ書きます。
楽天モバイルをモバイルWi-Fiルーターで使うべき理由
月額3,278円でデータ無制限(1日10GBまで高速通信可能)で利用可能
楽天モバイルは、月額3,278円でデータ無制限(1日10GBまで高速通信可能)で利用可能です。
10GBというと、どの程度使えるのかについては以下の通りです。
- Yahoo! JAPAN閲覧回数:約24,000回(PC)、約32,000回(スマホ)
- メール送受信:約20,000通
- LINE画像送信:約20,000回
- Zoom(ビデオ):約16時間
- リモートデスクトップ:約33時間
- YouTube(HD画質):約13時間(PC)、約17時間(スマホ)
- Hulu:約16時間(PC)、約30時間(スマホ)
- Spotify(高音質):約139時間
- オンラインゲーム:約30時間(PC)、約63時間(スマホ)
基本的に使い切れないですね。とは言ってても、在宅勤務をしている際に、重たいデータのダウンロードさえしなければ、1日10GBは使いきれません。
とは言っても、1日10GB超過後は、3Mbpsでの通信が引き続き可能です。
この数値だと、Zoomもできるスピードですので、基本的に在宅勤務もこれで乗り切ることができます。ファイルのダウンロードはキツいですが、在宅勤務の場合、リモートデスクトップなどを多用すれば、問題ありません。
筆者が入院していたとき、病院にWi-Fiがなかったので、楽天モバイルのSIMカードを挿入したモバイルWi-Fiルーターを固定回線代わりに使っていました。
主に、リモートデスクトップ環境を利用してアニメ系のサブスク(dアニメストアなど)を利用していたのですが、本気で使って、だいたい1日に平均で7GB程度でした。
使わない月は、維持費を下げることができる(楽天モバイルの最高のメリット!)
楽天モバイルは、1プランのみの提供です。しかし、段階制プランとなっているので、データ通信を使わない月は維持費を下げることができるのが魅力的です。
具体的な料金は上の画像を参照していただきたいのですが、全く使わない月はなんと0円となります。カフェなどのフリーWi-Fiを駆使して、データ量を節約し20GB程度に抑えれば、月2,178円(税込)で維持することも可能!
モバイルWi-Fiルーターを「使う月」「使わない月」で対応できる従量制のWi-Fiルーター提供会社はほとんどありません。全く使わない月は0円で維持できるのは、楽天モバイルだけです。
ただし、半年使わないと自動的に解約されてしまうので、要注意です。
月20GBでも、月に5日ぐらいの使用なら、十分まかなえると言っても過言ではありません。
月1GBまでの使用で、楽天モバイルを自宅の固定回線のバックアップ回線として使うのも十分アリです。
クラウドSIM系端末と異なり、楽天モバイルは使える端末を自由に選べる!
楽天モバイルでは、通常の携帯電話・スマートフォンを使うことを前提の上、サービスが提供されています。そのため、データ通信端末でも使える「SIMカード」が発行されます。
このSIMカードをモバイルWi-Fiルーターに差し込んで、簡単な設定をすれば、誰でも楽天モバイルをモバイルWi-Fiルーターで利用できます。
クラウドSIM系のモバイルWi-Fiルーターは、基本的に使える端末を選べないので、楽天モバイルのSIMカードのエコシステムは、非常に便利と言えるでしょう。
楽天モバイル公式でも、モバイルWi-Fiルーターが販売されており、2021年9月現在の最新機種は上の画像の「Rakuten WiFi Pocket 2B」です。
「Rakuten WiFi Pocket 2B」は、キャンペーンでお得に買うことができます。クラウドSIM系のWi-Fiルーターと異なり、Wi-Fiルーター本体の代金で初期費用がかかってしまいますが、レンタルではなく、 “自分に所有権がある” ということになるので、安心です。
楽天モバイルをモバイルWi-Fiルーターで使うにあたって気をつける点
楽天モバイルの無制限で使える自社回線がまだまだ発展途上
楽天モバイルは、2019年から、自社で基地局を建てて、回線を提供しています。
楽天モバイルで利用できる回線には、楽天モバイルが自社で展開している「楽天回線」、地方を中心にKDDI(au)の電波を借りている「パートナー回線」があります。このうち、データが無制限で利用できるのは「楽天回線」のほうです。
今は、楽天回線のエリア展開が進んできており、都市部では随分繋がるところも増えてきましたが、場合によっては、使いたい場所で圏外やネットワークが安定しないということも十分あり得ます。
パートナー回線に接続すると、高速通信が利用できるのは月に5GBまでです。5GB超過後は、最大1Mbpsに低下します。
もちろん、基地局展開は楽天モバイル自身、いろいろと頑張っているようですが、筆者が楽天モバイルを契約した2020年10月よりかは、かなりネットワークが安定してきました。
楽天モバイルは千葉県のネットワーク展開が遅れていて、アフターコロナで利用が見込まれる京成スカイライナーに乗った際、成田スカイアクセス線内はほとんどパートナー回線で、楽天回線があまり利用できませんでした。(2021年7月)
楽天回線は「建物内に弱い」と評されることも多いのですが、自宅などで楽天モバイルの自社回線を使いたい場合、モバイルWi-Fiルーターの置き場所に配慮する必要もあるかもしれません。
パートナー回線に気をつけるべし
前述の通り、楽天モバイルは、KDDIと提携してエリア展開に時間がかかる場所に関しては、KDDI(au)の電波を利用しています。その場合、月5GBまでは高速通信が可能です。
パートナー回線と楽天回線の2種類の電波がある場所においては、端末によっては、パートナー回線を掴んでしまうこともあります。この場合、端末の再起動をしたり、いろいろといじれる機種なら、 “バンド固定” という手もあります(難しいので、この記事では詳細については言及いたしません)。
楽天回線を使っていると思っていたら、パートナー回線だった、というのも十分あり得るので、その点に関しては気をつけてください。
モバイルWi-Fiルーターで楽天モバイルを使っている場合、当たり前ですが、my 楽天モバイルで「パートナー回線」のデータ量が減っていると、パートナー回線を使っているということになります。このパートナー回線か楽天回線かの確認方法を楽天モバイルは推奨しています。
まとめ
楽天モバイルは、モバイルWi-Fiルーターで使うと、固定回線の代替としても使用できます。
1日10GBは、重たいファイルのダウンロードさえしなければ、多くの方が足りると思います。10GB超過後も、3Mbpsでの通信速度で利用できるので、ほとんど “無制限” と言っても過言ではありません。
楽天モバイルは、スマートフォンで使うだけでなく、モバイルWi-Fiルーターでもフル活用できます。
[楽天モバイル]