モバイルWi-Fiルーターオタクの電子遊戯師です。スマートフォンもいいですが、PC・タブレット・Nintendo Switchなどを携帯電話ネットワークを通じて、インターネットに接続させることができるモバイルWi-Fiルーター(いわゆるPocket WiFi)には強く惹かれる変態です。
ところで、5Gに対応したモバイルWi-Fiルーターといえば、UQ(au)が提供する「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」や「Speed Wi-Fi 5G X11」がありますが、ドコモ・ソフトバンクからも、こっそりながらもモバイルWi-Fiルーターが発売されています。
ドコモの5Gルーターに関しては、いろいろと情報が出回っているので、別のサイトにおまかせするとして、今回は、ほとんど情報が出回っていない、ソフトバンクが手掛けるモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)についていろいろと書きます。
ソフトバンクの5G対応Pocket WiFi「Pocket WiFi 5G A004ZT」と「Pocket WiFi 5G A101ZT」とは?
ソフトバンクから2021年3月19日に発売された「Pocket WiFi 5G A004ZT」と2021年7月16日に発売された「Pocket WiFi 5G A101ZT」の2種類が現在、ソフトバンクのモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)のラインナップとして存在します。
デザインが似通ってる2機種の違いとして、先に発売された前者では、ミリ波に対応していますが、後に発売された後者は、ミリ波に対応しない分、大幅に端末代金がお安くなっている品物です。
いずれも、ソフトバンクショップでの取り扱いはほとんどなく、取り寄せ対応になることが大半です。
また、ヤマダデンキなどの家電量販店でもコールドモックが置いていないほど、個人向けでは超冷遇機種と言えます。
脱線しますが、恐らく法人向けに展開されている模様です。個人向けのモバイルWi-Fiルーター市場は、ほとんどKDDI系のUQが寡占している状態なので、そこに5G対応Pocket WiFiで打って出ることは、ソフトバンクとしては考えてないのでしょう。
なお、同型の機種として、ソフトバンクのサブブランドのワイモバイルから「Pocket WiFi 5G A102ZT」も展開されています。
個人向けのSoftBank 5GのPocket WiFiの料金プランがやばすぎる…
ソフトバンクでは、月50GBで5,280円
ソフトバンクでは、モバイルWi-Fiルーター向けの料金プランとして、「データ通信専用50GBプラン」を提供しています。料金は、月5,280円。
競合他社と比較すると、UQのWiMAX+5Gでは、3日15GB制限があるものの、日中は無制限で利用できる「ギガ放題プラス モバイルルータープラン」がキャンペーンで月4,268円。
ちょっとソフトバンクはひどくないですか?やはり、5Gだとデータ通信量が多くなってしまう上、大容量ファイルのやり取りをするだけで50GBはすぐ使っちゃいそうです。
ワイモバイルでは、月4,818円で5Gは7GBしか使えない…
ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルでは、月4,818円で高速データ通信が無制限というプランを展開していますが、実際のところ、4Gのみ対象です。5Gの高速データ通信での利用は、月7GBまでとのこと。
5Gで月7GBまではかなりキツいですよ。マジで。
ソフトバンクで5GのモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)の契約は避けたほうがよし!
ソフトバンクで5GのモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)の契約は避けたほうが良いのは事実です。
やはり、同業他社では、UQのWiMAX+5Gが、月4,268円で無制限(3日15GB制限あり)です。3日15GB制限が気になるなら、ドコモで「5Gギガホ プレミア」(月7,315円)もおすすめです。
UQやドコモでも端末代がかかってしまいますが、基本的にハイスペックのスマートフォンと比べるとお求めやすい価格となっているので、継続利用を踏まえるなら、割賦購入もアリです。
ソフトバンクだけしか電波が入らないところは基本的にないはずです。ソフトバンクに何か思い入れがない限り、ソフトバンクの5G対応のモバイルWi-Fiルーターを選ぶ理由はないと思います。
どうしても、SoftBank 5Gが使いたかったら、ソフトバンクで5Gスマホを契約してテザリングもあり
極端な話、ソフトバンクのネットワークをどうしても使いたいのなら、5Gスマートフォンをソフトバンクで「メリハリ無制限」というプランで契約して、そのスマホからWi-FiテザリングでノートPC・iPadなどをつなげるというのも手です。
欠点として、5Gスマホのバッテリーの減りが早いのと、月30GBまでの制限となります。
でも、どっちにしても、ちょっとコスパは悪いですね…
素直に、UQのWiMAX+5Gを契約したほうが幸せになります。
5GのモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)の契約は避けたほうがベスト
ソフトバンクでの5GのモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)の契約は避けておいたほうがベストです。
端末が取り寄せになるため、ソフトバンクショップでいろいろと面倒な目にあったり、苦労して入手しても、契約プランがマイナーなもので、これまた揉めたりすることになる可能性が高いので…
5GのモバイルWi-Fiルーターがほしいなら、UQのWiMAX+5Gルーターならスムーズに入手できます。
ソフトバンクの5G対応のモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)から思ったこと
やはり、ソフトバンクはモバイルWi-Fiルーターを売りたくない
ソフトバンクが5G対応のPocket WiFiを、ソフトバンクショップや量販店などでプッシュしていないことから、ソフトバンク自体、本音としては、「SoftBank 5G」対応のモバイルWi-Fiルーターは売りたくないのでしょう。
しかし、モバイルWi-Fiルーターが販売されていないとなると、あまりにもメンツに関わってくることから、とりあえず “出しておきました” 感がしなくもないです。
ここは、ドコモとauでほとんど共通の5GモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」(ドコモ)「Speed Wi-Fi 5G X01」(au)があるので、これにソフトバンクも対応させれば良かったんじゃないかなと思ったり…
SoftBank 5Gネットワークをスマートフォン優先にしているのが明白
ソフトバンクは、2010年代の前半のiPhoneのテザリング機能を開放するかしないかで、話題になってきた頃からも明白ですが、自社のネットワークにPCから流れる大量のデータを流したくないと思っているはずです。
また、ガラケーのiモードが全盛期の頃、回線に流すデータに関する制限も一番厳しかったのもソフトバンクだったと思います(うろ覚えで間違っていたらごめんなさい)。
やはり、5G時代になった昨今ですが、ソフトバンク回線をスマホユーザー向けに帯域を空けておきたいのが明白なんじゃないかと思います。
5G対応ルーターが欲しいならUQのWiMAX+5Gがおすすめ!プロバイダはBroad WiMAXがベスト
5GのモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)が欲しいなら、筆者はau 5Gが利用できるUQのWiMAX+5Gをおすすめします!
というのも、UQのWiMAX+5Gでは、個人向けに5G対応モバイルWi-Fiルーターが販売されていて、ドコモ・ソフトバンクよりもインターネットなどで手軽に買える上、端末価格もお手頃なのがおすすめするポイントです。
2021年11月現在、auもソフトバンクの5Gのカバレッジはあまり変わらないと言えるので、日本国内で使う分には、最強と言っても過言ではないでしょうか。
ただし、3日間の間、15GBの通信を行うと、翌日18時~26時頃の時間帯のみで、最大通信速度は1Mbpsになります。WiMAX+5Gは、昼間の時間帯において、実質的に無制限なので、テレワーク利用では全く問題のない回線となります。
端末代が無料のBroad WiMAXがベスト!
WiMAX+5Gの対応端末を取り扱うプロバイダはたくさんありますが、筆者は、BroadWiMAXをおすすめしたいと思います。
Broad WiMAXでは、2万円ぐらいする初期費用が無料になりますし、大手プロバイダなので、サポートも充実しています。
その上、他社からの乗り換えで発生した最大19,000円の契約解除料も負担してくれるので、乗り換えも安心ですね。
↑Broad WiMAXについては上の画像リンクから参照してください。
まとめ
ソフトバンクで5G対応のモバイルWi-Fiルーター(Pocket WiFi)は一応販売されていますが、入手の難易度や契約しても通信容量に制限があることから避けた方はいいレベルです。
どうしてもソフトバンクで5Gを使ったデータ通信をPC・タブレットなどでしたい場合は、素直に5Gスマホを契約してテザリングで使う手もありますが、「メリハリ無制限」契約時には月30GBまでしか使えません。
5Gが使いたいなら、個人向けに取り扱いがあるUQのWiMAX+5GのモバイルWi-Fiルーターを契約するのはベストです。なお、おすすめのプロバイダは、BroadWiMAXです。