ソニーネットワークコミュニケーションズが展開するMVNO・nuroモバイルは、2021年9月15日より、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンク回線のほぼすべてのプランで5G通信が可能となるオプションの提供を開始しました。
5G通信ができるオプションについては、追加料金はかからず、「nuroモバイル Home Wi-Fi」以外のすべてのプランで利用できるとしているものの、ドコモ回線では、「データ通信+SMS」SIMは5Gオプションを利用できません。
手続きが必要で、利用者向けのサイトより実施することが必要です。
もちろん、5Gを利用するには、「OPPO Reno5 A」のような5G対応端末が必須です。
mineoに次いでトリプルキャリア対応のnuroモバイルが5G対応になったのが大歓迎!
NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクでトリプルキャリア対応のMVNOというのはなかなかありませんが、先行してトリプルキャリアの回線を使うmineoが5G対応を2020年12月に開始しました。なお、オプションとして月額200円の支払いが必要です。
今回、nuroモバイルがトリプルキャリアで5G対応になったことは「若干遅め」とも思われがちですが、これは、mineoの対応が早かっただけです。
「MVNOで5G対応は必要か?」と言われたら、「No!」と思う方は多いと思いますが、個人的にはユーザーの選択肢が増えたことは良いことだと考えています。さらに言うなら、大歓迎です。
回線オタクからすると、遊べる回線が増えることは最高です!
平日昼休みの時間帯は速度がすごい遅くなるものの…
もちろん、5Gが使えることによって、ユーザーはさらなる高速さを享受できますが、MVNOの鬼門の時間帯である平日昼休みの12時前後は、回線自体が5Gに対応していても、MVNO事業者が4Gと5Gでキャリアから借りている帯域が共通なため、大して速くならないというのは忘れてはいけません。
この点に関しては、MVNOも帯域を広げることで混雑解消を目指していますが、なかなか、収益とキャリアに払う料金の関係で、昼休みの快適さを実現するのは難しそうです。
ユーザーが覚えておきたいのは、nuroモバイルで5Gが対応しても、混雑時間帯の通信速度の低下は仕方ないということです。
まとめ
nuroモバイルが今回、5Gに対応したことは良いことだと思っています。ユーザーの選択肢が増えるということは、ユーザーにとって損することはありません。
ただ、4Gと5Gでキャリアから借りている帯域は共通なため、平日昼休みの12時前後の時間帯の混雑にあたっては、仕方ないと思うしかありません。
でも、それ以外の時間帯で5Gの高速さを享受できるのは最高です!