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ミリ波未対応の「iPhone 13」シリーズの全体的な感想!今でもiPhone 12でも十分戦えそう!

2021年9月15日(日本時間)、Appleから新型iPhone「iPhone 13」シリーズが発表されました。

個人的な印象として、「マイナーアップデート?」と思ってしまいました。予算に応じては、「iPhone 13」でなく、前機種の「iPhone 12」でも良いのでは?と考えています。

ただ、「iPhone 13 Pro」などで、5Gのミリ波に対応していれば、良かったのにと切実に思います。

iPhone 13シリーズについて

  • 「iPhone 13」「iPhone 13 mini」「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」の4つの機種が今回発表
  • 4機種は、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンク・楽天モバイルの5Gに対応するものの、Sub-6と既存周波数転用(一部事業者)の5Gに対応で、ミリ波には非対応
  • eSIM+eSIMでDSDV運用ができる「デュアルeSIM」に4機種も対応
  • 4機種の充電端子はLightning端子
  • 4機種の生体認証方式はFaceID
  • バッテリーの持ちが4機種ともに向上
  • 「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」とバッテリーの容量を比較すると、前者はビデオ再生19時間、後者はビデオ再生28時間と大きな差が存在

ざっと、4機種に共通な点を挙げましたが、こんな感じです。

それぞれの機種に関して、SoCのアップデートがなされましたが、4機種ともに、日本国内で5Gの醍醐味であるミリ波非対応なのはちょっとつらいです。

やはり、5Gはミリ波対応で本領を発揮するので、Sub-6だけの対応は非常にもったいないとしか言えません。

スペックが気にならない方は、「iPhone 12」シリーズで十分では?

Appleの発表会は生で見れてはないのですが、全体的に、SoCのアップデートをしただけ、という印象としか拭えませんでした。

もちろん、バッテリー性能が上がったのは良いのですが、端末の価格からすると、値下げされた分、前機種の「iPhone 12」シリーズの購入でも満足される方は多いと思います。

今回の「iPhone 13」シリーズでは、5Gにおいて、日本国内でミリ波非対応ですし、その上、コロナ禍でマスクをする風潮になったのにも関わらず、FaceIDが引き続き搭載されているのは残念としか言えません。

iPad miniの新型モデルに関しては、Touch ID内蔵のトップボタン(電源ボタン)を搭載しますが、「iPhone 13」シリーズでも似たような施策はしてほしかったです。

全体的な印象として、「iPhone 13」と「iPhone 12」では違いが全然わからからないというのは今回残念と言える点です。

筆者は最新端末は欲しいと思うタイプですが、あまりスペックが気にならない方においては、「iPhone 12」を引き続き買っても問題ないのではと思っています。

デュアルeSIMなのは高評価

つい最近から、大手携帯3社でeSIMで携帯電話サービスを展開され始めた世の中ですが、今回の「iPhone 13」でデュアルeSIMに対応をしたのは高評価です。

eSIMに積極的に態度を取っている楽天モバイルでeSIMを契約した上、IIJmioのデータ通信専用のeSIMを組み合わせることで、2GBで月額440円の最安運用も、物理SIMカードの到着を待たずとも利用できるというのは今回の「iPhone 13」で可能となりました。

また、国内キャリアでeSIMを使っていて、海外に渡航した際にローミングキャリア(Ubigiなど)でeSIMを取得してDSDV運用も可能になると思うと、可能性が広がりますね。

この点に関して、「iPhone 13」シリーズも良いところを突きました。

コロナ禍なのにFaceIDを搭載なのは疑問

前述の通り、FaceIDに対して愚言を呈しましたが、AppleもFaceIDよりもTouchIDのほうが便利というのは意識すべきです。

もちろん、コロナ禍が過ぎてアフターコロナになっても、電気を消した寝室でiPhoneを使いたいと思っても、電気をつけないとFaceIDを使えないとなると、不便極まりないとしか言えません。

最近はマスクをつけていることでFaceIDが不便ということが増えてきていますが、FaceIDとTouchIDの両方の機能をつけるべきだと思います。人によって、TouchIDかFaceIDのどちらかが便利なのかは異なりますが、iPad miniの新機種でTouch ID内蔵のトップボタン(電源ボタン)が実現できたなら、今回の「iPhone 13」でも実現できたはず。

製品に関して、ティム・クックCEOが最終判断するのかはわかりませんが、この辺りはコロナ禍という事情を考慮しても、TouchIDに関しても深い議論はされるべきだったと思います。

5Gは、ミリ波普及のため対応してほしかった

「iPhone 13」シリーズの4機種ともに、ミリ波には非対応です。

日本国内で人気のあるスマートフォンといえば、iPhoneと言っても過言ではありません。iPhoneが5Gに「iPhone 12」で対応したことで、5Gの普及が進んできたと言えますし、iPhoneと5Gの関係については切っては切れない関係だと思っています。

今回、新機種がミリ波に非対応ということは個人的に一番の残念な点です。

やはり、iPhoneが5Gのミリ波に対応すれば、NTTドコモなどの携帯電話事業者も、「iPhoneがミリ波対応で、iPhoneユーザーが増えればミリ波の需要も増える」とミリ波エリアの積極的な展開に繋がります。

今回ミリ波に非対応とのことで、日本で最も人気があるとされるiPhoneで使えないとなると、携帯キャリアは「ミリ波対応のAndroidスマホの数少ないユーザーのためにミリ波は展開する価値があるの?」となってしまうと思いますし、5Gの普及には影響があるのではと考えてしまいます。

Appleもミリ波に対応させないことの事情もあるとは思いますが、できれば「iPhone 14」辺りでミリ波に対応していただければ非常に幸いです。

まとめ

ここまで、「iPhone 13」シリーズの共通事項についていろいろと書きましたが、筆者としては、量販店などに置かれる展示機で実物を触ってみたいと思います。

あくまでも、機能面についていろいろと書きましたが、実物を見て初めてわかることもあるはずです。

「iPhone 12」よりも、「iPhone 13」のほうが絶対に良い!と思えるような機種であることを期待します。

[Apple]

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