NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2021年9月10日、eSIM対応のiPhoneにおいて、「データ通信のみが利用できるeSIM」と「音声通話対応のSIM」をDSDV運用するにあたって、緊急通報(110番・118番・119番)が利用できない事象が確認されたことを受けて、注意を喚起しています。

この事象が確認されているiPhoneの機種は、2021年9月10日現在、iPhone 12 Pro、iPhone 12、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 mini、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11、iPhone XS Max、iPhone XS、iPhone XR、iPhone SE(第2世代)の11機種。
この事象に関して、同じくDSDV運用をしているAndroid端末では発生しないことから、iPhone固有の事象と考えられています。

IIJが運営している公式ブログ「てくろぐ」によれば、音声通話ができないデータ通信SIM回線を「モバイルデータ通信」用の回線と指定することで、緊急通報ができない事象が発生することを確認しているとのことです。
今回、「データ通信のみが利用できるeSIM」に関して、日本国内ではIIJの「IIJmio」から提供されているeSIMだとほとんどと思われ、該当するユーザーはあまり多いとは言えないです。
しかし、今回のDSDVの使い方としては、インターネット界隈で、IIJmioのeSIMと楽天モバイルの物理SIMを組み合わせて、月額440円のローコストな運用方法として話題となりました。とは言っても、緊急事態が発生したときに、関係機関に通報できないのは問題です。
iPhoneに関して、この事象に対応するのはAppleしかありませんが、iOSのアップデートで解決されることを願うばかりです。